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2012年01月02日

【SNS関連・銘柄診断】グリーは短期調整が一巡すれば上値追いの可能性

■【特集:2012年を読む】「SNS関連」銘柄の動向

【SNS関連・銘柄診断】 グリー<3632>(東1)は、国内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)関連大手の中でも、グローバルな展開で先行した。11年9月末現在のグループ世界会員数は約1億5500万人(うち国内は約18%)に達している。

 さらに世界で10億人が利用できるサービスを目指して、国内が中心の「GREE(グリー)」と、11年4月に買収した米国の「オープンフェイント」のソーシャルプラットフォームを、12年4〜6月期に統一する。国内と海外で異なっていたゲーム配信基盤を統一することで、ゲーム開発会社は国内外にコンテンツを一度で配信できるようになる。

 また12月には、世界最大級のオンライン決済サービスの米ペイパル社との提携を発表した。さらに日本マイクロソフトと提携して、クラウドコンピューティングを活用したゲーム配信を開始した。

 今後は、新しいグローバルプラットフォームをベースとして、ゲームの自社開発力の強化を加速させるとともに、中国の「Tencent」や米国の「mig33」など、世界の有力プラットフォームやゲームデベロッパーなどとの提携も推進し、スマートフォン向けアプリケーションのラインナップを強化する戦略だ。

 12年6月期の業績見通しについては、10月31日に上方修正を発表し、純利益を従来予想の220億円〜280億円から330億円〜390億円に増額している。交流サイト「グリー」の会員数増加に伴って、課金収入や広告収入が想定以上に増加する模様だ。さらに再増額の期待も高まっており、収益は拡大基調だろう。

 株価は、11年初めには1000円台だったが、11月9日には年初来高値2840円まで上昇した。10月31日に発表した12年6月期業績見通しの上方修正も好感された。その後は利益確定売りが優勢になり、高値圏でのモミ合い展開となっている。

 やや調整局面の模様だが、チャート面で見れば13週移動平均線が下値支持線の形となって上昇トレンドを維持しているだけに、短期調整が一巡すれば上値追いの可能性があるだろう。

・【特集:2012年を読む】「SNS関連」銘柄の動向〜スマートフォン対応にシフト

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:20 | 株価診断