
会社公表資料よると、アメーバ事業の営業利益(決算インセンティブ支給前)は、10年9月期比3倍の74億円となり、営業利益構成比は10年9月期の27%から11年9月期には52%に上昇した。
今後は、人気ゲームのスマートフォンへの横展開など、スマートフォン向けのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やコミュニティーを一段と強化する。広告代理事業についても、スマートフォン向けを中心とした総合的なサービス開発を強化する方針を打ち出している。
12年9月期業績についても増収増益見通しで、アメーバ事業(セグメント内容に一部変更あり)の営業利益は100億円、営業利益構成比59%の見通しである。会社公表数値は保守的だとして早くも増額修正の期待が高まっている。収益は拡大基調だろう。
株価は、11年初めには18万円近辺だったが、7月28日には年初来高値30.6万円まで上昇した。9月下旬から10月上旬にかけて、一旦は20万円割れ水準まで下落したが、10月27日に発表した11年9月期の好業績に加えて、自社株買いも好感し、28万円台まで急反発する場面があった。
その後は25万円近辺でモミ合う展開となっているが、戻り過程の中段モミ合いだろう。またチャート面で見れば、30万円近辺が上値のフシの形となっている。しかし13週移動平均線が下値支持線となり、好業績を評価して上値フシを突破する形になれば、一段高の可能性も期待されるだろう。
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