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2012年01月13日

【株式市場を検証】東証1部市場の売買代金は21営業日ぶりに1兆円を上回る

【前日のイタリアとスペインの国債入札が順調で、やや安心感広がる】

■日経平均株価は反発して8500円台回復、TOPIXも反発

 13日は日経平均株価が前日比114円43銭(1.36%)高の8500円02銭と反発し、終値ベースで4日以来の8500円台を回復した。TOPIXは前日比7.45ポイント(1.02%)高の734.60と反発した。前日のイタリアとスペインの国債入札が順調だったことを受けて、やや安心感が広がった。日経平均株価の日中値幅は51円08銭だった。東証1部市場の売買代金は1兆632億円となり21営業日ぶりに1兆円を上回った。ただしオプションSQ(特別清算指数)算出日としては低水準だった。なお日経平均株価1月物オプションSQ値は8470円71銭だった。

 前日12日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比21ドル57セント(0.17%)高の1万2471ドル02セントで小幅に反発、S&P500株価指数は前日比0.23%高と4営業日続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.51%高と6営業日続伸した。米主要経済指標が弱い内容だったため前半は利益確定売りが優勢だったが、ユーロ圏債務危機問題への警戒感が後退して終盤に切り返した。イタリアとスペインの国債入札では、いずれも平均落札利回りが前回を大幅に下回るなど順調な結果となり、流通利回りも低下した。ECB理事会では政策金利を据え置いた。米12月小売売上高は前月比0.1%増加となり、11月改定値の同0.4%増加に比べて伸び率が鈍化して市場予想を下回った。米新規失業保険申請件数は39.9万件となり、前週改定値の37.5万件から2.4万件増加して市場予想以上に悪化した。

 こうした流れに対して日経平均株価は前日比85円51銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き540万株の売り越し観測だったが、12日のイタリアとスペインの国債入札が順調だったことが安心感につながった。また外国為替市場でユーロが買い戻されて、1ユーロ=98円40銭近辺に円が下落したことも支援材料だった。ただし日経平均株価8500円近辺では上値が重くなり、午前の終盤にはこの日の寄り付き近辺まで押し戻される展開となった。中国・上海株式市場の下落が警戒感につながった。

 午後に入ると、前半はこの日の寄り付き近辺でモミ合う展開だった。しかし取引終了にかけては、株価指数先物取引が主導する形で徐々に上昇幅を広げる展開となり、結局この日の高値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄1242(全体の74%)、値下がり銘柄309(全体の18%)だった。セクター別には、非鉄金属、機械、自動車など、景気敏感関連を中心に幅広く上昇した。東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のファナック(6954)、7位のソフトバンク(9984)、9位の武田薬品工業(4502)が下落した一方で、2位のグリー(3632)、3位のコマツ(6301)、4位のファーストリテイリング(9983)、5位のホンダ(7267)、6位のトヨタ自動車(7203)、8位のキヤノン(7751)の上昇が目立った。

 12日のイタリアとスペインの国債入札を無難に通過したことで、やや安心感につながった形だが、力強さに欠ける展開だった。ネガティブ材料が出てこないかと身構える地合いに大きな変化はないだけに、本格的な戻り相場は先だろう。

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