18日後場は、円相場の反落基調を受けて日経平均が一段高となり、一時129円38銭高の8595円78銭まで上昇。連動性の強いファーストリテイリング<9983>(東1)は一時約5カ月ぶりの1万5000円回復となり戻り高値の1.6%高。ただ、自動車株は戻しきれない銘柄が多く、日産自動車<7201>(東1)は前場に続き東証1部の売買代金2位の活況ながら1.1%安。ここ売買代金上位が続くグリー<3632>(東1)は3位で2.4%安。
東京電力<9501>(東1)は前場に続き東証1部の売買代金・出来高とも1位となり7.8%高。料金値上げや原発の廃炉の特例案などを材料に、信用倍率1.1倍前後の需給妙味が刺激され久々に動意活発。
東証1部の値上がり率1位は、前引けに続き株価ひとケタの山水電気<6793>(東1)となり50.0%高、2位には東京特殊電線<5807>(東1)の21.4%高が入り復興関連株の物色が道路・建設株などから拡大する形で急伸し3ケタ台を回復、3位は日本橋梁<5912>(東1)となり150円ストップ高の20.6%高。
黒崎播磨<5352>(東1)は鉄鋼各社が製鉄工程で発生するスラグを震災復興の基礎材に活用と伝えられたことを手がかり材料に出遅れ物色が回り急動意の11.1%高。昭和電線ホールディングス<5805>(東1)は復興関連株の物色範囲の拡大に乗り11.0%高。
池上通信機<6771>(東1)は医療用カメラを手がけるためオリンパス<7733>(東1)との提携観測があるとされ9.6%高。大証金<8512>(大1)は商品取引業界を含めた「総合取引所」の構想を思惑材料に大証で値上がり率4位の4.9%高、東証では7.5%高となった。
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2012年01月18日