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2012年02月02日

【株式市場を検証】前日の欧米株式市場の上昇を受けて全体としては堅調な展開

【日経平均株価は3営業日続伸、TOPIXは続伸】

■東証1部市場の売買代金は3営業日連続で1兆円を上回る

 2日は、日経平均株価が前日比67円03銭(0.76%)高の8876円82銭となり3営業日続伸した。一方のTOPIXは前日比4.49ポイント(0.59%)高の762.45となり続伸した。決算発表を機に売り込まれる銘柄も目立ったが、前日の欧米株式市場の上昇を受けて、全体としては堅調な展開だった。日経平均株価の日中値幅は43円97銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2393億円となり、前日の1兆1549億円に比べて増加し、3営業日連続で1兆円を上回った。

 前日1日の米国株式市場は総じて上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比83ドル55セント(0.66%)高の1万2716ドル46セントとなり5営業日ぶりに反発した。ギリシャ債務交換交渉への期待感に加えて、中国1月PMI(製造業購買担当者景気指数)とユーロ圏1月PMIを好感し、買い優勢でスタートした。

 米1月ISM製造業景況指数が改善したことも支援材料で、前日比151ドル71セント高まで上昇する場面もあった。ただし取引終了にかけて上昇幅を縮小した。S&P500株価指数は前日比0.89%高と5営業日ぶりに反発、ナスダック総合株価指数は前日比1.22%高と続伸した。米1月ADP雇用リポートで民間部門雇用者数が前月比17.0万人増加となり、市場予想を下回ったが反応は限定的だった。米1月ISM製造業景況指数は54.1となり、市場予想をやや下回ったが12月改定値の53.1に比べて改善した。米12月建設支出は前月比1.5%増加となり、11月改定値の同0.4%増加に比べて改善し市場予想も上回った。

 こうした流れに対して日経平均株価は前日比55円49銭高(東証のシステム障害で合計241銘柄の売買が一時停止となったため暫定値)と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き400万株の売り越し観測だったが、寄り付き後も上昇幅を広げ、日経平均株価(暫定値)8800円台後半で推移した。外国為替市場で円高進行が一服したことや、中国・上海などアジアの主要株式市場が堅調だったことも支援材料だった。

 午後に入ると241銘柄の売買が再開された。前半は日経平均株価8800円台後半でモミ合う展開が続いたが、やや膠着感を強めた。そして午後の中盤になると上昇幅をやや縮小する展開となり、結局この日の寄り付き付近で取引を終了した。東証のシステム障害による影響は軽微との見方が優勢だった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄933(全体の56%)、値下がり銘柄591(全体の35%)だった。セクター別には、自動車、メガバンク、証券、保険、不動産、海運などの上昇が目立った。一方でハイテク関連の主力株に売り込まれる銘柄が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、3位の野村ホールディングス(8604)、10位の商船三井(9104)、13位のソフトバンク(9984)、16位の伊藤忠商事(8001)、21位のイビデン(4062)、22位の信越化学工業(4063)などの上昇が目立った。

 また2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、4位のトヨタ自動車(7203)、5位の三井住友フィナンシャルグループ(8316)、7位のホンダ(7267)、8位のディー・エヌ・エー(2432)、9位のみずほフィナンシャルグループ(8411)も上昇した。

 一方で、1位のシャープ(6753)はストップ安水準で取引を終了し、11位の三菱電機(6503)、12位のパナソニック(6752)、19位のソニー(6758)、24位の日立製作所(6501)の下落も目立った。

 日経平均株価は終値で3営業日続伸したが、結局この日の寄り付き付近に押し戻される形で取引を終了した。ハイテク関連など、決算発表で失望感の広がった主力銘柄が大幅下落したため、決算発表を控えた銘柄に対する警戒感が上値を抑えた形だろう。12年3月期の企業業績下振れ懸念については、ある程度織り込み済みだったはずだが、それでも決算発表を機に売り込まれる銘柄が目立つだけに、引き続き決算発表を控えた銘柄の動きには注意が必要だろう。ただし、東証1部市場の売買代金は3営業日連続で1兆円を上回り、外国為替市場で円が高止まりする中でも堅調な展開となっただけに、地合いの着実な改善が意識されるだろう。

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