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2012年02月03日

【株式市場を検証】全体としては週末要因などで買い戻し一服

【日経平均株価は4営業日ぶり反落、TOPIXは3営業日ぶり反落】

■東証1部市場の売買代金は4営業日連続で1兆円を上回る

 3日は、日経平均株価が前日比44円89銭(0.51%)安の8831円93銭となり4営業日ぶりに反落した。一方のTOPIXは前日比1.76ポイント(0.23%)安の760.69となり3営業日ぶりに小幅反落した。週末要因、外国為替市場での円の高止まりに加えて、今晩の米1月雇用統計を控えて手仕舞い売りが優勢になった。日経平均株価の日中値幅は51円59銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2612億円となり、前日の1兆2393億円に比べて増加し、4営業日連続で1兆円を上回った。

 前日2日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比11ドル05セント(0.09%)安の1万2705ドル41セントとなり小幅に反落した。新規失業保険申請件数が改善したことなどを好感して買い優勢でスタートした。しかし、その後は3日の米1月雇用統計を控えて様子見ムードを強め、全体として小動きだった。

 S&P500株価指数は前日比0.11%高と小幅続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.40%高と3営業日続伸した。米新規失業保険申請件数は36.7万件となり、前週改定値の37.9万件に比べて1.2万件減少して市場予想も下回った。また、米チャレンジャー社が発表した米1月企業人員削減数は前年同月比38.9%増加となり、12月の同30.6%増加に比べて悪化した。

 こうした流れに対して日経平均株価は前日比27円65銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き200万株の買い越し観測だった。寄り付き後は日経平均株価8800円台半ばの狭いレンジでモミ合う展開となった。外国為替市場で円が高止まりしていたことに加えて、今晩の米1月雇用統計を控えて様子見ムードを強めた。中国・上海などアジアの主要株式市場がやや軟調だったことも弱材料視された。

 午後に入っても、前半は日経平均株価8800円台半ばでモミ合う展開が続き膠着感を強めたが、午後の中盤になると下落幅をやや広げる展開となった。週末要因や米1月雇用統計待ちで手仕舞い売りが優勢になった。結局、日経平均株価、TOPIXともに、この日の安値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄447(全体の27%)、値下がり銘柄1119(全体の67%)だった。セクター別には、売り込まれていたハイテク関連の主力株やSNS関連の上昇が目立った。一方で、これまで買い戻しの主役だった自動車、メガバンク、証券、不動産などがやや軟調だった。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のグリー(3632)は業績予想の上方修正を好感して前日比13%を超える大幅上昇となった。

 また2位のシャープ(6753)、3位のキヤノン(7751)、4位のソニー(6758)、5位の日立製作所(6501)、6位のディー・エヌ・エー(2432)、8位のパナソニック(6752)、20位のSUMCO(3436)の上昇も目立った。

 一方で、9位のソフトバンク(9984)、10位のトヨタ自動車(7203)、11位の三井住友FG(8316)、12位のみずほFG(8411)は、買い戻しが一服して下落した。また17位の日本板硝子(5202)、21位のイビデン(4062)の下落が目立った。

 売り込まれていたハイテク関連やSNS関連の一角が大幅上昇したが、全体としては週末要因に加えて、米1月雇用統計を控えていたため、終盤はやや軟調な展開となった。ただし、東証1部市場の売買代金は4営業日連続で1兆円を上回り、外国為替市場で円が高止まりする中でも大きく崩れることはなかった。

 今晩の米1月雇用統計で波乱がなければ、来週も地合い改善の流れを引き継ぐ展開が期待されるだろう。また来週後半には主要企業の11年4〜12月期決算発表がピークアウトするため、来期(13年3月期)を見据えたファンダメンタルズ面を意識した展開も考慮しておきたい。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:51 | 市況・概況