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2012年02月15日

【株式市場を検証】日銀の追加金融緩和や円安進行を好感

【日経平均株価、TOPIXともに大幅に3営業日続伸】

■東証1部市場の売買代金は12営業日連続で1兆円を上回る

 15日は、日銀の追加金融緩和や外国為替市場での円安進行を好感して大幅上昇した。日経平均株価は前日比208円27銭(2.30%)高の9260円34銭となり大幅に3営業日続伸した。取引時間中には9300円台を回復する場面もあり、終値ベースでは昨年8月5日(9299円88銭)以来の水準に回復した。

 またTOPIXは前日比16.16ポイント(2.05%)高の802.96となり大幅に3営業日続伸した。終値ベースでは昨年8月5日(800.96)を上回り、8月4日(826.36)以来の水準に回復した。

 日経平均株価の日中値幅は206円69銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆6689億円となり、前日の1兆1555億円に比べて大幅に増加し、12営業日連続で1兆円を上回った。

 前日14日の米国株式市場はほぼ横ばいだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比4ドル24セント(0.03%)高の1万2878ドル28セントとなり小幅に続伸した。米1月小売売上高が市場予想を下回ったことや、ギリシャ第2次支援に関して、15日に予定していたユーロ圏財務相会合での決定を20日に延期したことを嫌気し、序盤は利益確定売りが優勢だった。しかし、ギリシャ新民主主義党(ND)党首が財政緊縮策の実施を約束する文書を提出するとの報道を受けて、前日比プラス圏に転じた。

 S&P500株価指数は前日比0.09%安と小幅反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.02%高と小幅続伸した。米1月小売売上高は前月比0.4%増加となり、12月改定値の横ばいに比べて改善したが市場予想を下回った。

 こうした流れを受けて日経平均株価は前日比56円77銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き20万株の買い越し観測だった。外国為替市場で1ドル=78円台半ばに円が下落したことを好感し、日経平均株価は寄り付きで9100円台を回復した。

 その後は9100円台半ばでのモミ合いを経て、午前の終盤には株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を広げる展開となり、日経平均株価は9200円台を回復して午前の取引を終了した。

 午後に入ると、株価指数先物取引が主導する形で日経平均株価は一段高の展開となり、前日比262円30銭高の9314円37銭まで上昇して9300円台を回復する場面もあった。TOPIXは800台を回復した。アジアの主要株式市場や米国株式先物取引が上昇したことに加えて、外国為替市場で1ユーロ=103円台半ばに円が下落したことも支援材料だった。日経平均株価、TOPIXともに、この日の高値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1149(全体の69%)、値下がり銘柄390(全体の23%)だった。セクター別には、機械、電機・精密、自動車、銀行、証券、保険、不動産、海運などの上昇が目立った。また全体としては、指数寄与度の高い主力大型株や値がさ株の上昇が目立ち、一方ではネット・SNS関連や、中小型株がやや軟調だった。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、3位の三井住友FG(8316)、4位のファナック(6954)、7位の野村HD(8604)、8位のコマツ(6301)、14位の商船三井(9104)、15位の三井不動産(8801)、16位のソニー(6758)は、いずれも前日比4%を超える大幅上昇だった。

 また、5位のキヤノン(7751)、6位のみずほFG(8411)、9位のホンダ(7267)、10位のソフトバンク(9984)、13位の日産自動車(7201)も上昇した。

 一方で、11位のグリー(3632)、12位のディー・エヌ・エー(2432)は下落した。19位のエルピーダメモリ(6665)は「継続企業の前提に関する注記」を発表し、前日比14%を超える大幅下落だった。

 予想外の大幅上昇となった。ただし、上昇幅の大きさほど全面高という印象ではなく、株価指数先物取引での大口買いに伴って指数寄与度の高い銘柄の大幅上昇が目立つ展開だった。200日移動平均線が下値支持線として期待される一方で、短期的な過熱感が強まっただけに、今日の上昇し過ぎた反動にも警戒が必要だろう。

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