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2012年02月17日

【株式市場を検証】米国株式市場の上昇や外国為替市場で円安方向に傾いたことを好感

【日経平均株価、TOPIXともに大幅反発】

■金融緩和や円安を好感

 17日は大幅上昇した。日経平均株価は前日比146円07銭(1.58%)高の9384円17銭となり大幅反発した。取引時間中に一時9400円台を回復する場面もあり、終値ベースで昨年8月5日(9299円88銭)を上回った。TOPIXは前日比10.20ポイント(1.27%)高の810.45となり大幅反発した。前日の米国株式市場が上昇したことや、外国為替市場で円安方向に傾いたことを好感した。

 日経平均株価の日中値幅は65円78銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆5272億円と、前日の1兆3835億円に比べて増加し、14営業日連続で1兆円を上回った。

 前日16日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比123ドル13セント(0.96%)高の1万2904ドル08セントとなり大幅反発した。約3年9カ月ぶりの水準だった。米新規失業保険申請件数、米1月住宅着工件数、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数など主要経済指標を好感した。ECB(欧州中央銀行)が保有するギリシャ国債を新発債に交換するとの報道で、ギリシャ第2次支援に対する期待感が強まったことも支援材料だった。

 S&P500株価指数は前日比1.10%高と3営業日ぶりに大幅反発、ナスダック総合株価指数は前日比1.51%高と大幅反発した。米新規失業保険申請件数は34.8万件となり、前週改定値の36.1万件に比べて1.3万件減少して市場予想以上に改善した。4週移動平均は36.525万件となり前週の36.7万件に比べて低下した。米1月住宅着工件数(年率換算)は前月比1.5%増加の69.9万件となり、12月改定値の同1.9%減少の68.9万件に比べて増加して市場予想も上回った。

 米1月建設許可件数(同)は前月比0.7%増加の67.6万件となり、市場予想を下回ったが12月改定値の同1.3%減少の67.1万件に比べて増加した。米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は10.2となり、1月の7.3に比べて上昇して市場予想も上回った。

 こうした流れを受けて日経平均株価は前日比133円02銭高と大幅に買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き530万株の買い越し観測だった。

 寄り付き後は、日経平均株価が前日比196円93銭高の9435円03銭まで上昇する場面もあったが、概ね9400円を挟むレンジでモミ合う展開となった。午後に入ると、やや膠着感を強めて、日経平均株価は9400円近辺の小幅レンジでモミ合う展開となった。終値は日経平均株価、TOPIXともに昨年8月4日(日経平均株価9659円18銭、TOPIX826.36)以来となる戻り高値水準だった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1083(全体の65%)、値下がり銘柄437(全体の26%)だった。セクター別には、景気敏感関連、輸出関連、金融緩和メリット関連など、主力大型株が幅広く上昇した。一方で、海運、情報通信、電力、SNS・ネット・ゲーム関連などが軟調だった。また主力大型株の中にも上値が重くなる銘柄が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の三菱UFJFG(8306)、2位のトヨタ自動車(7203)、4位のキヤノン(7751)、7位の三井住友FG(8316)、8位のコマツ(6301)、9位の野村HD(8604)、10位の日産自動車(7201)、11位のファナック(6954)、13位のソフトバンク(9984)、14位の国際石油開発帝石(1605)、15位のホンダ(7267)、16位のファーストリテイリング(9983)、17位の日立製作所(6501)、18位の三菱商事(8058)、19位のブリヂストン(5108)が上昇した。5位のみずほFG(8411)は一時3%超高まであったが、結局は前日比変わらずとなった。

 一方で、3位のグリー(3632)、6位のディー・エヌ・エー(2432)が大幅下落し、12位の商船三井(9104)も下落した。

 日経平均株価、TOPIXともに大幅上昇した。ただし、東証1部市場の値上がり銘柄数は全体の65%にとどまり、全面高とは言えない状況のようだ。世界的な金融緩和で先高期待が強いとはいえ、指数だけが急ピッチで上昇しているという印象も否めない。また海運セクターは下落し、主力大型株の中にもさすがに上値が重くなる銘柄が出始めた。外国為替市場で円安方向の流れが続くとすれば好材料だが、常識的には、一旦は短期的な過熱感や反動に対する警戒も必要だろう。

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