
国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によると、11年12月の北米地域の半導体製造装置BBレシオ(3カ月移動平均の販売額に対する受注額の割合)速報値は、0.88倍(販売額が前月比11.8%増の1315.9百万ドル、受注額が同18.5%増の1157.8百万ドル)だった。
BBレシオの月別推移を見ると、10年10月以降は1倍割れ水準が続いている。しかし過去6カ月で見ると、11年7月が0.85倍、8月が0.80倍、9月が0.71倍、10月が0.74倍、11月が0.83倍、12月が0.88倍となった。11年9月をボトムとして10月以降は3カ月連続で上昇した。
受注額(3カ月移動平均)の月別推移を見ても、11年7月が1298.2百万ドル、8月が1162.4百万ドル、9月が926.5百万ドル、10月が926.8百万ドル、11月が977.2百万ドル、12月が1157.8百万ドルとなった。11年9月をボトムとして10月以降は受注回復傾向となっている。
また日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、日本製半導体製造装置の11年12月確定値BBレシオは1.20倍(販売額が前月比1.2%増の843億円、受注額が同24.7%増の1007億円)だった。BBレシオは10カ月ぶりに1.0倍を上回り、受注額(3カ月移動平均)は7カ月ぶりに1000億円台を回復した。
また、12年1月速報値BBレシオは1.06倍(販売額が同10.6%増の932億円、受注額が同1.5%減の993億円)だった。BBレシオは2カ月連続で1.0倍を上回ったが、受注額は2カ月ぶりに1000億円台を割り込んだ。
BBレシオの月別推移を見ると、11年7月が0.84倍、8月が0.76倍、9月が0.75倍、10月が0.83倍、11月が0.97倍、12月が1.20倍、12年1月速報値が1.06倍となった。11年9月をボトムとして上昇傾向だったが、12年1月は不透明感を強める結果となった。
受注額(3カ月移動平均)の月別推移を見ると、11年7月が917億円、8月が831億円、9月が794億円、10月が811億円、11月が808億円、12月が1007億円、12年1月速報値が993億円となった。11年9月をボトムとして回復傾向だったが、12年1月は不透明感を強める結果となった。
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