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2012年03月07日

【株式市場を検証】欧米株式市場の大幅下落や円高を嫌気、ただし下げ渋る展開で底堅い

【日経平均株価、TOPIXともに3営業日続落】

■主力株に対する売りが優勢

 7日は、日経平均株価が前日比61円57銭(0.64%)安の9576円06銭となり3営業日続落した。一方のTOPIXは前日比4.64ポイント(0.56%)安の822.71となり3営業日続落した。前日の欧米株式市場が大幅下落したことや、為替が円高方向に傾いたことを受けて、主力株に対する売りが優勢だった。

 日経平均株価の日中値幅は94円09銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆3373億円となり、前日の1兆4142億円に比べて減少したが27営業日連続で1兆円を上回った。

 前日6日の米国株式市場で主要株価指数は大幅下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比203ドル66セント(1.57%)安の1万2759ドル15セントと大幅に3営業日続落した。ギリシャの民間債権者による債務交換合意期限を控えて、集団行動条項(CAC)発動などに対する警戒感が強まった。

 中国がGDP成長率目標を7.5%に引き下げたことや、ユーロ圏第4四半期GDP改定値が前期比マイナス0.3%だったことなどで、世界的な景気減速に対する警戒感も強まった。S&P500株価指数は前日比1.54%安と大幅に3営業日続落、ナスダック総合株価指数は前日比1.36%安と大幅に3営業日続落した。

 こうした流れを受けて、日経平均株価は前日比128円53銭安と大幅に売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き110万株の売り越し観測だった。前日の海外市場で為替が、1ドル=80円50銭台、1ユーロ=105円60銭台と、円高方向に振れたことも弱材料視された。

 しかし寄り付きの売り一巡後は、日経平均株価は下落幅を徐々に縮小する展開となった。為替が朝方に比べてやや円安方向に傾いたことも好感して、押し目買いが入った。日経平均株価は前日比34円44銭安の9603円19銭まで戻す場面もあった。

 午後に入ると、日経平均株価は9500円台半ば〜後半のレンジでモミ合う展開となり、膠着感を強めた。しかし、この日の安値(寄り付きの9509円10銭)を割り込むことなく、終盤には下落幅をやや縮小した。TOPIXも下落幅を縮小し、この日の高値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄848(全体の51%)、値下がり銘柄647(全体の39%)だった。セクター別には、機械、自動車、電機・精密、銀行、証券、保険、不動産、海運、情報通信などを中心に、主力株が総じて売りに押された。ネット・SNS関連も下落した。一方で、耐震補強などのテーマ性で、橋梁・道路・鉄道建設関連などの低位材料株に物色が向かった。食品や半導体製造装置関連も堅調だった。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、5位の日本橋梁(5912)の大幅上昇が目立った。また、8位の日立製作所(6501)、16位の日産自動車(7201)が上昇した。

 一方では、1位の三菱UFJFG(8306)、2位のトヨタ自動車(7203)、3位の三井住友FG(8316)、4位の三菱商事(8058)、6位の野村ホールディングス(8604)、7位のホンダ(7267)、9位のコマツ(6301)、10位のファナック(6954)、11位のキヤノン(7751)、12位のみずほFG(8411)、13位の武田薬品(4502)、14位のソフトバンク(9984)、15位のソニー(6758)、17位の三井物産(8031)、18位の東芝(6502)、19位のファーストリテイリング(9983)、20位のNTT(9432)など、主力株が総じて下落した。

 日経平均株価、TOPIXともに3営業日続落したが、寄り付きの売り一巡後は下落幅を縮小し、この日の高値圏で取引を終了した。欧米株式市場の大幅下落に比べると、底堅さを意識させる展開だったとも言えるだろう。

 また、東証1部市場の値上がり銘柄数は全体の5割を超えている。主力株は総じて軟調だったが、中小型株は比較的堅調だったようだ。3営業日続落したが、押し目買いの好機ととらえる見方も多く、悲観的なムードはあまり感じられない。

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