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2012年03月26日

【株式市場を検証】地政学リスクなど警戒されて様子見ムードが強くモミ合う展開

【日経平均株価は小幅反発、TOPIXは小幅続落】

■様子見ムード強くモミ合い展開

 26日は、日経平均株価が前日比6円77銭(0.07%)高の1万18円24銭となり小幅に反発した。一方で、TOPIXは前日比0.71ポイント(0.08%)安の851.82となり小幅に続落した。前週末の米国株式市場の上昇が支援材料だったが、地政学リスクなども警戒されて様子見ムードが強く、小幅レンジでモミ合う展開だった。

 日経平均株価の日中値幅は40円15銭にとどまり、8営業日連続で100円未満の日中値幅となった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆938億円となり、前日の1兆1659億円に比べて減少した。39営業日連続で1兆円を上回ったが低水準だった。

 前週末23日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比34ドル59セント(0.27%)高の1万3080ドル73セントと4営業日ぶりに反発した。米2月新築住宅販売件数がやや低調だったことが弱材料視されたが、売り一巡後には下値での買いが入り上昇に転じた。

 S&P500株価指数は前日比0.31%高と4営業日ぶりに反発、ナスダック総合株価指数は前日比0.15%高と小幅に反発した。米2月新築住宅販売件数は年率換算31.3万件となり、1月改定値の同31.8万件(32.1万件から下方修正)に比べて1.6%減少して市場予想も下回った。

 こうした流れを受けて、日経平均株価は前日比28円63銭高と、小幅に買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き110万株の買い越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は、上昇幅を縮小する場面もあり、概ね1万台前半の狭いレンジでモミ合う展開だった。為替が前週末の海外市場に比べてやや円安方向に傾いたことが支援材料だったが、地政学リスクなどに対する警戒感もあり、様子見ムードを強めた。

 午後に入ると、日経平均株価は上昇幅をやや広げて、この日の高値となる前日比44円73銭高の1万56円20銭を付ける場面があった。中国株式市場が上昇したことが支援材料だった。しかし終盤にかけて再び上昇幅を縮小し、結局この日の安値圏で取引を終了した。TOPIXは前日比マイナス圏に転じて安値引けとなった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄457(全体の27%)、値下がり銘柄1073(全体の64%)だった。セクター別には、パルプ・紙、ガラス・土石、電気・ガス、陸運、空運、倉庫・運輸、銀行、証券、保険、そしてSNS・ゲーム関連などが軟調だった。一方で、鉱業、非鉄金属、機械、電機、総合商社などが堅調だった。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のグリー(3632)、3位の野村ホールディングス(8604)、8位のディー・エヌ・エー(2432)の下落が目立った。また、4位のみずほFG(8411)、5位の三菱UFJFG(8306)、7位の三井住友FG(8316)、9位のホンダ(7267)、11位のソフトバンク(9984)、13位のシャープ(6753)、19位のNTT(9432)、20位の富士通(6702)が下落した。

 一方で、2位の日立製作所(6501)の上昇が目立った。また、6位のトヨタ自動車(7203)、10位の日産自動車(7201)、12位のコマツ(6301)、14位のソニー(6758)、15位の三井物産(8031)、16位の三菱商事(8058)、18位の丸紅(8002)が上昇した。

 日経平均株価は小幅に前日比プラス圏を維持したが、TOPIXは前日比マイナス圏に沈み、東証1部市場の値下がり銘柄数が全体の6割強に達し、実質的には軟調な1日だった。

 また、日経平均株価の日中値幅は40円15銭にとどまり、終値で1万円大台を回復した14日以降、8営業日連続で100円未満となった。前週末にも指摘したように、日経平均株価1万円大台固めの局面と解釈することも可能だが、高値圏で膠着感を強めている印象も否めない。一段の上昇のためにも、健全な調整局面が必要なのかもしれない。

 短期的な過熱感はやや解消されつつあるが、値幅調整が深くならないためには、28日の配当落ち分を埋められるかどうかが今週のポイントだろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:03 | 市況・概況