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2012年03月27日

【株式市場を検証】米国株式市場の大幅上昇を好感、配当権利取りの買いも支援材料

【米株高を好感して、日経平均株価、TOPIXともに大幅上昇】

■企業業績に対する期待先行で強基調

 27日の主要株価指数は大幅上昇した。日経平均株価は前日比236円91銭(2.36%)高の1万255円15銭となり大幅に続伸した。TOPIXは前日比20.60ポイント(2.42%)高の872.42となり大幅に反発した。いずれも、この日の高値引けとなった。前日の米国株式市場の大幅上昇を好感した。配当権利取りの買いも支援材料だった。

 日経平均株価の日中値幅は102円90銭で、9営業日ぶりに100円超の値幅となった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆4191億円となり、前日の1兆938億円に比べて増加し、40営業日連続で1兆円を上回った。

 なお、日経平均株価の1万255円15銭は、取引時間中ベースでは昨年3月11日(1万378円55銭)以来、終値ベースでは昨年3月10日(1万434円38銭)以来の水準だった。TOPIXの872.42は、取引時間中ベースでは昨年7月11日(873.01)以来、終値ベースでは昨年7月8日(874.34)以来の水準だった。

 前日26日の米国株式市場は大幅上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比160ドル90セント(1.23%)高の1万3241ドル63セントと大幅続伸した。独3月IFO企業景況感指数が109.8となり2月改定値の109.7に比べて上昇し市場予想も上回ったこと、独メルケル首相がEFSF(欧州金融安定基金)とESM(欧州安定メカニズム)を並行して運用する案を受け入れる用意があると述べたことを好感したことに加えて、バーナンキ米FRB議長の「インフレリスクが台頭するには米経済は弱すぎる」「雇用情勢の改善に向けて金融緩和を続ける必要がある」との講演内容が追加金融緩和期待につながった。

 S&P500株価指数は前日比1.39%高と大幅続伸、ナスダック総合株価指数は前日比1.78%高と大幅続伸した。米2月シカゴ地区連銀全米活動指数はマイナス0.09となり、1月の0.33に比べて悪化した。米2月住宅販売保留指数は前月比0.5%低下となり、1月の同2.0%上昇に比べて悪化して市場予想も下回った。いずれも市場の反応は限定的だった。

 こうした流れを受けて、日経平均株価は前日比134円66銭高と、大幅に買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き790万株の買い越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は、上昇幅を徐々に広げて、概ね1万100台後半の高値圏でモミ合う展開だった。為替が前日に比べてやや円安水準だったことも支援材料になった。

 午後に入ると、日経平均株価は上昇幅をやや縮小してスタートしたが、その後は株価指数先物取引が主導する形で、主力株に対する買いが優勢となり、上値追いの展開となった。

 東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄1555(全体の93%)、値下がり銘柄77(全体の5%)だった。セクター別には全業種が上昇する全面高の展開だったが、中でも食品、パルプ・紙、鉄鋼、非鉄金属、電機・精密、自動車、電気・ガス、海運、倉庫・運輸、銀行、証券、保険、その他金融、不動産などの上昇が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、14位の住友金属鉱山(5713)の大幅上昇が目立ったほか、1位のトヨタ自動車(7203)、2位の三菱UFJFG(8306)、4位のみずほFG(8411)、5位の日立製作所(6501)、6位の三井住友FG(8316)、7位の野村ホールディングス(8604)、8位のホンダ(7267)、9位の日産自動車(7201)、11位のキヤノン(7751)、12位のファナック(6954)、13位の三菱商事(8058)、15位のコマツ(6301)、16位のソフトバンク(9984)、17位の三井物産(8031)、18位のシャープ(6753)、19位のファーストリテイリング(9983)、20位の三菱地所(8802)など主力株が総じて大幅上昇した。

 一方で、3位のグリー(3632)、10位の武田薬品(4502)は逆行安となった。

 ここ1〜2週間は取引時間中に膠着感を強める展開が続いたが、久しぶりに全面高で上値追いの展開となった。日経平均株価、TOPIXともに、おそらくは市場関係者の想定以上に大幅上昇した形だろう。

 短期的な過熱感がほぼ解消されて、日経平均株価は1万円大台固めが完了し、新たな上昇局面に向かうとの解釈も可能だろう。企業業績改善に対する期待先行で、強基調の展開になりそうだ。

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