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2012年03月30日

【株式市場を検証】年度末に加えて円高方向に傾いたことで様子見ムードを強める

【日経平均株価、TOPIXともに3営業日続落】

■週末、年度末、そして為替の円高で様子見ムード

 30日は下落した。日経平均株価は前日比31円23銭(0.31%)安の1万83円56銭となり3営業日続落した。TOPIXは前日比3.39ポイント(0.40%)安の854.35となり3営業日続落した。週末、年度末に加えて、為替が円高方向に傾いたことで様子見ムードを強めた。

 日経平均株価の日中値幅は77円90銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2682億円となり、前日の1兆2568億円に比べて若干増加し43営業日連続で1兆円を上回った。

 前日29日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比19ドル61セント(0.15%)高の1万3145ドル82セントと3営業日ぶり小幅反発した。米週間新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことなどで、米景気回復に対する不透明感が強まり売り優勢でスタートし、前日比93ドル54セント安まで下落する場面もあった。しかし取引終了にかけて買い戻しが優勢になり前日比プラス圏に転じた。

 S&P500株価指数は前日比0.16%安と小幅に3営業日続落、ナスダック総合株価指数は前日比0.31%安と3営業日続落した。米第4四半期実質GDP確定値は前期比年率プラス3.0%となり、第3四半期の同プラス3.0%に比べて横ばいで市場予想と同水準だった。米週間新規失業保険申請件数は35.9万件となり、前週改定値の36.4万件(34.8万件から上方修正)に比べて減少したが市場予想を上回った。なお4週移動平均は36.5万件となり、前週時点の36.85万件に比べて低下した。

 こうした流れを受けて日経平均株価は前日比25円69銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き470万株の売り越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は下落幅を広げる展開となり、この日の安値となる前日比81円60銭安の1万33円19銭まで下落する場面もあった。為替が円高方向に傾いたことや、2月鉱工業生産速報値が前月比マイナス1.2%となり市場予想を下回ったことが弱材料視された。しかし売り一巡後は下落幅を縮小し、小幅安水準でモミ合う展開となった。

 午後に入ると動意に乏しく、日経平均株価は午前よりも狭いレンジでモミ合う展開となった。積極的な買いは見られなかったが、中国・上海株式市場が堅調だったこともあり、下値では買いが入ったようだ。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄716(全体の43%)、値下がり銘柄799(全体の48%)だった。セクター別には、鉱業、パルプ・紙、非鉄金属、金属製品、機械、電機などが軟調で、銀行、証券、その他金融の下落が目立った。一方で、水産・農林、鉄鋼、倉庫・運輸、情報・通信、小売の一角が堅調で、空運の上昇が目立った。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の三菱UFJFG(8306)、2位のトヨタ自動車(7203)、3位のファナック(6954)、5位のシャープ(6753)、7位のみずほFG(8411)、8位の三井住友FG(8316)、9位のホンダ(7267)、10位のキヤノン(7751)、14位の東芝(6502)、15位のディー・エヌ・エー(2432)、16位のソフトバンク(9984)、17位のソニー(6758)、18位の野村ホールディングス(8604)、19位の三菱商事(8058)が下落した。

 一方で、3位の日立製作所(6501)、6位のグリー(3632)、11位のコマツ(6301)、12位のファーストリテイリング(9983)、13位の三菱地所(8802)、20位の日産自動車(7201)が上昇した。

 週末そして年度末に加えて、為替がやや円高方向に傾いたこともあり、物色の方向感に乏しく、様子見ムードの強い展開だった。

 テクニカル面での短期的な過熱感は解消されつつあるが、来週も為替動向を睨みながらの展開が基本だろう。また、決算発表や業績見通し修正発表が本格化するため、個別物色の色合いを強める可能性が高いだろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 20:02 | 市況・概況