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2012年04月08日

【銘柄診断】コジマは省エネ家電製品、住宅リフォーム、太陽光発電システムなど積極推進へ

【家電量販店銘柄診断】

小売(家電量販店)銘柄診断 コジマ<7513>(東1)は、関東圏を地盤としてロードサイド立地型店舗を主力として全国展開し、12年2月末時点の店舗数は208店舗となっている。

 12年3月期通期の連結業績見通しについては、3月30日に下方修正を発表した。売上高は前回の4004億円から今回の3700億円(前期比18%減)、営業利益は78億円から37億円(同68%減)、経常利益は79億円から40億円(同65%減)、純利益は44億円から22億円(同12%増)となる。純利益については、前期に計上した特別損失の一巡により増益を確保する模様だ。予想EPS(1株利益)は57円75銭、年間配当は14.0円(第2四半期末5.0円、期末9.0円)としている。

 下方修正の要因としては、地デジ化特需の反動による薄型テレビの需要減少や、販売価格の下落が想定以上だったとしている。

 月次の売上動向(POSデータに基づく速報値ベース)を見ると、既存店売上(前年比)は、11年4月105.0%、5月114.1%、6月128.0%、7月107.5%、8月66.4%、9月73.3%、10月60.1%、11月37.6%、12月101.1%、12年1月85.3%、2月77.4%となっている。

 全店売上(前年比)は、11年4月104.9%、5月113.6%、6月127.5%、7月106.8%、8月65.9%、9月73.0%、10月60.0%、11月38.3%、12月100.8%、12年1月85.5%、2月78.0%となっている。

 足元では、地デジ化特需の反動減で、薄型テレビやブルーレイ・レコーダーが引き続き低調だが、携帯電話の好調が続き、厳冬で石油ファンヒーター、エアコンなどが堅調な模様である。

 収益改善に向けた店舗のS&P(スクラップ・アンド・ビルド)による大型化や統廃合がほぼ完了し、既存店の活性化、販売チャネル・販売促進手法の再構築にも取り組んでいる。さらに、薄型テレビの需要減少に対しては、省エネ家電製品、住宅リフォーム、太陽光発電システム、オール電化、ネット通販、法人営業などに積極的に取り組むとしている。

 株価の動きを見ると、11年11月以降は大勢として500円近辺の狭いレンジでのボックス展開となり、26週移動平均線が戻りを圧迫する形だった。しかし、12年3月期通期連結業績見通しの下方修正発表を受けて急落した。足元では450円台まで下落し、ボックスレンジ切り下げや下放れが警戒される形となった。

 足元の株価水準を指標面で見ると、12年3月期会社予想ベース(下方修正後)の連結予想PERは8倍近辺、予想配当利回りは3%近辺、11年3月期BPS(1株当たり純資産1316円64銭)ベースの実績PBRは0.3倍台の水準である。需給面では信用倍率(3月30日時点)が11倍台である。

 指標面では割安感も台頭しているが、チャート面ではボックスレンジ下放れが警戒される形となっただけに、当面は下値固めが必要だろう。また従来のボックスレンジへの回帰や、26週移動平均線の突破もポイントになるが、13年3月期の業績見通しにポジティブな材料があれば、出直りも期待されるだろう。

【小売(家電量販店)特集】
・(1)特需反動減で厳しい状況、収益改善期待
・(2)家電量販店主要5社の事業戦略
・(3)家電量販店主要5社の株価動向

【家電量販店銘柄診断】
・ヤマダ電機は13年3月期後半の業績改善に向けた期待感が優勢になる可能性
・ビックカメラは結売上高8000億円、連結経常利益400億円を目標
・ケーズホールディングスはドミナント出店戦略とS&Pによる店舗の大型化を推進
・エディオンは「エコ・リビングソーラー」ビジネスを成長分野と位置付け事業展開加速

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:48 | 株価診断