■東証1部銘柄は32%が高い
23日後場の東京株式市場は、引き続き全般小動き。円相場が対ユーロを中心に円高基調に転じて推移したため、輸出関連株の値動きが重く、堅調だったホンダ<7267>(東1)も朝方の水準を抜けず強もみあい。一方、筆頭株主の買い増し観測が伝えられたヤクルト本社<2267>(東1)は10%を超える急騰のまま値を保ち、大物仕手筋系の明和産業<8103>(東1)は東証1部の売買代金1位で5.7%高。東証1部の値上がり銘柄数は540銘柄(約32%)だった。
日経平均は小幅続落。後場は9540円から9580円の狭い幅で小動きとなり、前場の高値9643円27銭(81円91銭高)を抜けず、大引けは9542円17銭(19円19銭安)。
東証1部の出来高概算は、15億3278万株、売買代金は2売買日続けて1兆円に届かず9287億円。1部上場1676銘柄のうち、値上がり銘柄数は540(前引けは572)銘柄、値下がり銘柄数は984(前引けは893)銘柄。
また、東証33業種別指数は8業種(前引けも8業種)が値上がりし、値上がりした業種は、水産・農林、医薬品、その他金融、食料品、卸売り、情報・通信、など。
一方、値下がり率上位の業種は、電力・ガス、海運、空運、保険、不動産、銀行、小売り、陸運、石油・石炭、金属製品、輸送用機器、などだった。
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2012年04月23日