23日後場は、週後半に日銀の一段の金融緩和が見込まれるにもかかわらず円安が進まないため、輸出関連株が前場に続き高安マチマチ。堅調だったキヤノン<7751>(東1)は朝方を高値に値動きが重く0.7%高。ホンダ<7267>(東1)も朝方の値を抜けず0.6%高。
東証1部の売買代金1位は明和産業<8103>(東1)となり、大物仕手筋・加藤氏のホームページで採り上げられたことを継続材料に引き続き大活況で5.7%高。売買代金2位は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)となり1.0%安。
ヤクルト本社<2267>(東1)は筆頭株主ダノン(仏)の買い増し観測を材料に大幅な高値更新となり11.7%高。森下仁丹<4524>(東2)は13時に「中国初の血糖値上昇抑制素材「サラシア属植物」を用いた事業展開」を発表し一時急伸のあと3.3%高。
東証1部の値上がり率1位は廣済堂<7868>(東1)となり20日の業績予想の増額修正を好感し仕手性発揮と80円ストップ高の431円は22.8%高、2位は高島<8007>(東1)の14.1%高となり太陽光などで発電した電力の買い取り価格について経済産業省が発電業者の要望に沿った高めの価格にする方向で調整と伝えられたことを材料に後場一段高で高値を更新、3位の蝶理<8014>(東1)は11時に発表した3月決算と増配・自己株取得などを好感し急騰12.8%高、4位は小野測器<6858>(東1)の11.5%高となり14時前に発表した四半期決算を好感し11.5%高。
三晃金属工業<1972>(東1)は太陽光などで発電した電力の買い取り価格を材料に10.6%高、サニックス<4651>(東1)も同様の材料で9.9%高。日東製網<3524>(東1)は漁場・魚網の復興関連株とされて再騰し9.2%高、エス・エム・エス<2175>(東1)は派遣法改正により介護関連の人材紹介に期待と9.2%高となった。
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2012年04月23日