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2012年06月13日

【株式市場を検証】前日の米株高が支援材料、ただし薄商いで様子見ムード継続

【日経平均株価、TOPIXともに反発】

■東証1部市場の売買代金は3営業日連続で1兆円を下回る

 13日は上昇した。日経平均株価は前日比51円12銭(0.60%)高の8587円84銭、TOPIXは前日比2.07ポイント(0.29%)高の726.44となり、いずれも反発した。前日の米株高が支援材料で上昇したが、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

 日経平均株価の日中値幅は61円75銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で8359億円となり、前日の9427億円に比べて減少し3営業日連続で1兆円を下回った。

 前日12日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比162ドル57セント(1.31%)高の1万2573ドル80セントと反発した。買い優勢でスタートした後、スペイン10年債利回りがユーロ導入後の最高水準に上昇したことを受けて下落に転じる場面もあった。しかし政策期待などで再び買いが優勢になった。S&P500株価指数は前日比1.17%高と反発、ナスダック総合株価指数は前日比1.19%高と反発した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比20円85銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き140万株の売り越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は徐々に上昇幅を広げ、8600円台に乗せる場面もあった。しかし積極的な買いは見られず、概ね8500円台後半のレンジでモミ合う展開だった。4月機械受注は前月比5.7%増加となり市場予想に対して上振れたが反応は限定的だった。

 午後に入ると日経平均株価は、午前の終値に比べてやや小高い水準にレンジを切り上げてモミ合う展開となった。中国などアジアの主要株式市場が堅調だったことも支援材料だった。しかし積極的に上値を追う動きは見られず、薄商いの中で膠着感を強めた。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄697(全体の42%)、値下がり銘柄798(全体の48%)だった。方向感に乏しい展開だったが、セクター別には食品、パルプ・紙、鉄鋼、精密、その他製品、海運、情報・通信などが上昇した。一方で鉱業、石油・石炭製品、機械、その他金融、不動産、倉庫・運輸などが下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、22位の新日本製鉄の上昇が目立った。また3位の日立製作所(6501)、4位のトヨタ自動車(7203)、5位の三菱UFJFG(8306)、7位のソフトバンク(9984)、8位の三井住友FG(8316)、9位のホンダ(7267)、11位のファーストリテイリング(9983)、18位のNTT(9432)、19位のファナック(6954)が上昇した。

 一方では、27位のSUMCO(3436)の下落が目立った。また1位のグリー(3632)、2位のキヤノン(7751)、10位の日産自動車(7201)、12位の三井物産(8031)、13位のディー・エヌ・エー(2432)、14位のソニー(6758)、15位の野村ホールディングス(8604)、16位のセブン&アイホールディングス(3382)、17位の三菱商事(8058)、20位のコマツ(6301)が下落した。

 前日12日の米国株式市場が上昇したことが支援材料で買い優勢の展開だった。しかし積極的に上値を追う動きは見られず、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

 前日の米株高の明確な理由が見当たらないうえに、17日にギリシャ再選挙を控えているだけに売り買いともに動けず、様子見ムードはやむを得ないだろう。

 今週の残り2営業日(14日、15日)は、一段と様子見ムードを強める可能性があるだろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:02 | 市況・概況