
発表によると、上期は、コンテナ船の市況は想定通り堅調な推移が見込まれる一方、ドライバルク市況は回復が遅れると予想。燃料油価格の下落などもあり、上期の連結営業利益は10億円の赤字予想から20億円の黒字に引き上げた。3月通期の予想は、現段階で確実に見込まれる要素のみ反映させ、連結売上高を1兆1200億円から1兆1300億円に、営業利益は160億円から200億円に引き上げた。純利益は有価証券評価損により110億円から30億円に引き下げた。修正後の予想1株利益は3円93銭。
株価は5月15日の127円6月4日の128円を下値に持ち直し、6月18日に160円まで上昇。本日はこの高値に顔合わせし、終値は157円(1円高)だった。有価証券評価損は、新日本製鐵<5401>(東1)が本日の昼前に発表したものの影響が薄く、終値は1円高。川崎汽船の株価水準はPBR0.5倍前後のため、本業の部分での増額修正を好感する可能性がある。
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