株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2012年07月03日

【株式市場を検証】為替がやや円安方向に傾いたことが安心感につながり堅調な展開

【日経平均株価、TOPIXともに反発】

■東証1部市場の売買代金は2営業日連続で1兆円を下回る

 7月3日は上昇した。日経平均株価は前日比63円11銭(0.70%)高の9066円59銭、TOPIXは前日比7.77ポイント(1.01%)高の777.11となり、いずれも反発した。為替がやや円安方向に傾いたことが安心感につながり堅調な展開となった。

 日経平均株価の日中値幅は69円53銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で9394億円となり、前日の8496億円に比べて増加したが2営業日連続で1兆円を下回った。

 前日2日の米国株式市場は高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比8ドル70セント(0.07%)安の1万2871ドル39セントと小幅反落した。米6月ISM製造業景気指数の悪化を受けて売り優勢となる場面もあったが、量的緩和策第3弾(QE3)に対する期待感も広がり下落幅を縮小した。S&P500株価指数は前日比0.25%高と小幅続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.55%高と続伸した。

 この流れを受けて日経平均株価は前日比10円17銭高と買い優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き130万株の売り越し観測だった。

 寄り付き後の日経平均株価は、徐々に上昇幅を広げる展開となった。為替が朝方に比べてやや円安方向に傾いたことを好感した。中国株式市場が上昇したことも支援材料だった。

 午後に入ると日経平均株価は、序盤に上昇幅を広げる場面があった。その後は円高修正が一服したこともあり、概ね9000円台半ばでモミ合う展開となり膠着感を強めた。ただし終日堅調な展開となり、結局この日の高値圏で取引を終了した。

 東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1224(全体の73%)、値下がり銘柄332(全体の20%)だった。全体として堅調な展開となったが、セクター別には建設、食品、医薬品、ゴム製品、精密、その他製品、卸売、銀行、保険、電力・ガス、サービスなどの上昇が目立った。一方で空運が大幅下落した。またパルプ・紙、石油・石炭製品、鉄鋼、海運が下落した。

 東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の三菱UFJFG(8306)、12位のJT・日本たばこ産業(2914)の大幅上昇が目立った。また2位の三井住友FG(8316)、5位のみずほFG(8411)、6位のディー・エヌ・エー(2432)、7位のトヨタ自動車(7203)、9位のホンダ(7267)、11位の野村ホールディングス(8604)、14位のファナック(6954)、16位のコマツ(6301)、17位のキヤノン(7751)、18位の三菱商事(8058)、19位の日産自動車(7201)、20位の三井物産(8031)が上昇した。

 一方で3位の全日本空輸(9202)、10位の川崎汽船(9107)、15位のルック(8029)の大幅下落が目立った。また4位のソフトバンク(9984)、8位のファーストリテイリング(9983)、13位のグリー(3632)、22位のシャープ(6753)、27位の日本郵船(9101)、28位の高島(8007)が下落した。

 為替が朝方に比べてやや円安方向に傾いたことや、中国などアジアの主要株式市場が堅調だったことが支援材料となり、終日堅調な展開だった。追加金融緩和への期待感も広がった。

 一方で、川崎汽船(9107)の増資発表や、全日本空輸(9202)の大型増資報道を受けて、増資懸念銘柄に連想売りが広がったが、全体への影響は限定的となり、地合い改善を印象付けた形だろう。

 4日の米国市場の休場、5日のECB理事会、6日の米6月雇用統計を控えているだけに、当面の動きづらい状況に変化はないが、大勢として日経平均株価9000円台固めの展開だろう。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:07 | 市況・概況