新和内航海運<9180>(JQS)の今期は減益見通しだが、復興需要の本格化に期待したい。NSユナイテッド海運(東証1部9110)の子会社で、鉄鋼関連やセメント関連の製品や原材料の内航海運輸送が主力のため、業績は粗鋼生産量やセメント生産量の影響を受けやすい。新規貨物の開拓に加えて、市況変動への対応としても、運航効率向上や船腹適正化などによる収益力向上が課題の模様だ。
今期(13年3月期)通期連結業績についての会社予想は、売上高が前期比0.2%減、営業利益が同33.5%減、経常利益が同34.1%減、純利益が同40.4%減としている。震災復興需要の遅れなどで粗鋼生産量の低迷が影響するうえに、燃油高もマイナス要因となり減益の見込みである。
なお年間配当については5円(期末一括5円)の予想としている。特別配当5円を含めて年間10円とした前期に比べて5円減配となる。
株価の動きを見ると、10年初めの200円近辺を起点として長期の上昇トレンドだったが、4月23日に年初来高値となる520円まで上昇した後、6月5日には年初来安値となる414円まで下落した。その後一旦は反発する場面があったが、足元ではやや調整局面のようだ。
7月23日の終値422円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS35円43銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回りは1%台前半、実績PBR(前期実績の連結BPS496円78銭で算出)は0.8倍台となる。
400円台を割り込めばトレンド悪化の可能性も考えられるだけに、当面は400円台後半のレンジを維持して、調整一巡感を強めるかどうかポイントになるだろう。ただし震災復興需要が本格化すれば、材料視されて上昇トレンドを継続する可能性もありそうだ。
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