中堅ゼネコンの大和小田急建設<1834>(東1)は、耐震化工事などのテーマ性に注目したい。今期業績は大幅営業増益の見通しである。大和ハウス工業<1925>(東1)グループ、および小田急電鉄<9007>(東1)グループの中堅ゼネコンで、神奈川県を地盤として、民間建築工事を主力に土木工事も展開している。中期的にはグループ外への受注拡大が課題となるが、公共工事が減少傾向の中でも主要株主関連の案件が工事高を支えることが期待される。さらに、防災・減災関連でマンションや鉄道高架などの耐震化工事、復興関連で土壌の放射線除去工事なども追い風となりそうだ。
今期(13年3月期)通期連結業績の会社予想は、売上高が前期比2.8%増、営業利益が同2.8倍、経常利益が同2.9倍、純利益が同13.8%増の大幅増益としている。大和ハウスグループの案件を中心として、受注高が同28.0%増と大幅に増加する見通しである。年間配当については5円(期末一括5円)の予想としている。
株価の動きを見ると、11年夏以降は大勢として190円〜230円近辺のレンジ相場だったが、6月5日に年初来安値169円を付けるなど、足元ではレンジをやや切り下げる展開となった。特に悪材料は見当たらないだけに、市場全体の地合い悪化にツレ安の形だろう。
7月30日の終値183円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円58銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回りは2%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS521円84銭で算出)は0.3倍台となる。
足元の株価水準には指標面での割高感がないだけに、ボックスレンジへ回帰する可能性が高く、200円台回復が当面のターゲット水準だろう。26週移動平均線を回復すればレンジ上限を試す可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト・水田雅展)
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