日本と中国でシステム開発事業を展開するSJI<2315>(JQS)は14日、今期(13年3月期)第1四半期(4〜6月期)連結業績を発表し、未定としていた第2四半期累計(4〜9月期)および通期見通しも発表した。第1四半期は、売上高が前年同期比6.7%減の32.14億円、営業利益が0.4億円の赤字(前年同期は1.04億円の赤字)、経常利益が5.73億円の赤字(同2.15億円の赤字)、純利益が6.9億円の赤字(同2.66億円の赤字)だった。中国での石油化学エンジニアリングサービス事業のプロジェクトで受注が遅れているが、情報サービス事業は堅調で営業利益の赤字幅が縮小した。経常利益と純利益については、営業外で為替差損2.2億円を計上したことなどで赤字幅が拡大した。
通期連結業績見通しについての会社予想は、売上高が前期比34.4%増の280億円、営業利益が同2.6倍の30億円、経常利益が同36.3%増の25億円、純利益が同62.3%減の3億円としている。香港市場に上場しているSinoComを子会社化したことに伴い、同社の7〜9月期業績が第3四半期(10〜12月期)から反映するとしている。SinoComの子会社化で中国のシステム開発市場への展開を一段と強化する模様だ。なお配当については期初時点の年間200円(期末一括200円)の予想を据え置いた。
株価の動きを見ると、6月5日の安値1万260円から6月20日の年初来高値1万5300円まで急騰し、その後は急反落するなどやや荒っぽい展開となったが、足元では概ね1万1000円近辺で推移している。
17日の終値1万940円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS363円25銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回りは1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS1万6484円66銭で算出)は0.6倍台となる。
週足チャートで見ると、年初以降は大勢として1万円〜1万5000円のレンジを往来する展開で、足元の株価水準はレンジ下限だろう。指標面では割安感に欠けるが、中国事業の一段の強化が材料視される可能性もあり、レンジ上限に向けて戻り歩調の展開が期待されそうだ。ターゲット水準はレンジ上限の1万5000円近辺だろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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