■東証1部銘柄は53%が高い
29日前場の東京株式市場は、全般堅調。対ユーロでの円相場が円安基調になったため、ソニー<6758>(東1)が反発し、鉄鋼、大手商社、機械株なども堅調。株価の評価益回復を材料に第一生命保険<8750>(東1)や大手銀行、証券株もしっかり。シャープ<6753>(東1)は台湾・鴻海精密工業との出資を巡る交渉進展の観測を材料に9%高となって昨日に続き出来高・売買代金とも1位。また、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は米投資ファンドの出資観測が伝えられ、一時ストップ高。東証1部の値上がり銘柄数は893銘柄(約53%)だった。
日経平均は反発。朝方9069円86銭(36円57銭高)まで上げたあと一進一退になり、前引けは9058円99銭(25円70銭高)。
東証1部の出来高概算は7億2968万株、売買代金は3906億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は893銘柄、値下がり銘柄数は569銘柄。
また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、石油・石炭、証券・商品先物、空運、鉄鋼、電気機器、銀行、など。
一方、値下がり率上位は、海運、小売り、医薬品、水産・農林、機械、だった。
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2012年08月29日