■東証1部銘柄は59%が高い
29日後場の東京株式市場は、引き続き全般しっかり。円相場が対ユーロで円安基調を続けたため、前場は軟調だったキヤノン<7751>(東1)が堅調転換。米投資ファンドの出資観測が伝えられたルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)はストップ高。月末にかけての評価益回復を材料に保険株や大手銀行、証券株も堅調。シャープ<6753>(東1)は台湾・鴻海精密工業との出資を巡る交渉進展の観測を材料に7%高となり、昨日に続き出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は994銘柄(約59%)だった。
日経平均は反発。後場も小動きながら、もみ合いの上値をやや上げ、9073円99銭(40円70銭高)まで上げ、終値は9069円81銭(36円52銭高)。
東証1部の出来高概算は14億212万株、売買代金は11日続けて1兆円に届かず7825億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は994(前引けは893)銘柄、値下がり銘柄数は509(前引けは569)銘柄。
また、東証33業種別指数は29業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、電気機器、空運、保険、ガラス・土石、証券・商品先物、食料品、繊維製品、ゴム製品、鉄鋼、不動産、など。
一方、値下がりした業種は、海運、小売り、医薬品、パルプ・紙、だった。
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2012年08月29日