29日後場は、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)が米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツによる増資引き受け観測を材料に大引けも35.1%80円ストップ高。シャープ<6753>(東1)が引き続き台湾・鴻海精密工業との出資を巡る交渉進展の観測を材料に大活況を続け、大引けは7.0%高となって7日連続高。昨日に続き出来高・売買代金とも1位。
ディフェンシブ銘柄も総じて堅調で、味の素<2802>(東1)は2日続けて年初来の高値に進み1.0%高。カルビー<2229>(東1)は4日続けて高値を更新し3.5%高。
東証1部の値上がり率1位は前引けと同様にルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)の35.1%高、2位も前引けと同じくジーンズメイト<7448>(東1)となり月次動向を材料に22日から連日急伸の高値更新相場で18.0%80円ストップ高、3位にはソースネクスト<4344>(東1)の10.9%高が入り昼12時に増額修正と株式分割を発表し急伸、4位にはルック<8029>(東1)の7.9%高が入りジーンズメイトのストップ高で儲かった資金の流入や物色の裾野拡大に期待と出直り拡大。
日産東京販売ホールディングス<8291>(東1)は仕手色が強く「エコカー補助金」の予算は9月下旬まで持ちそうとの一部観測があるようで7.6%高、ネクスト<2120>(東1)は業績予想の増額を好感した月初からの上げ相場を手がけた筋による再騰第3幕入りとの見方で7.4%高、ニチイ学館<9792>(東1)は厚生労働省の来年度予算の概算要求では在宅医療の充実も重点分野と伝えられたことが材料視され5.5%高となった。
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2012年08月29日