■東証1部銘柄は21%が高い
30日後場の東京株式市場は、全般軟調。上海株式の年初来の安値など、中国経済に対する不透明感が広がり、中国景気敏感株のコマツ<6301>(東1)が一段安となり、鉄鋼、海運、証券株なども軟調。半面、軽量妙味のある材料株は活況で、東証1部の値上がり率上位6社をタカキュー<8166>(東1)やジーンズメイト<7448>(東1)などのカジュアル衣料株が占めた。シャープ<6753>(東1)は3円安ながら3日続けて東証1部の出来高・売買代金とも1位。東証1部の値上がり銘柄数は354銘柄(約21%)だった。
日経平均は反落。後場は14時にかけて8960円24銭(109円57銭安)まで下げ、終値も8983円78銭(86円03銭安)。終値での9000円割れは8月15日以来。
東証1部の出来高概算は13億4676万株、売買代金は7838億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は354(前引けは328)銘柄、値下がり銘柄数は1196(前引けは1106)銘柄。
また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、食料品、石油・石炭、の2業種のみ。値下がり率の低い業種は、鉱業、サービス、陸運、情報・通信、銀行、化学、輸送用機器、など。
一方、値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉄鋼、パルプ・紙、ガラス・土石、海運、不動産、電気機器、保険、その他金融、機械、などだった。
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2012年08月30日