31日後場は、ECB(欧州中央銀行)の理事がユーロ圏の経済成長見通しに慎重な発言と伝えられ、外為市場でユーロ安・円高基調が進行。トヨタ自動車<7203>(東1)が終値で8月3日以来の3100円を割り2.4%安。キヤノン<7751>(東1)は7月30日以来の2600円を割り2.6%安。シャープ<6753>(東1)は4日続けて出来高・売買代金とも1位の活況となったものの、出資条件を巡る台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との協議で鴻海のトップが昨日の午後帰国と伝えられ12.8%安。
全日空(全日本空輸)<9202>(東1)は日本航空の売り出し価格の仮条件が昨日決定し、PER比較では割高とされ、後場、年初来の安値を更新し大引けは2.3%安。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続きペガサスミシン製造<6262>(東1)となり全体相場に手詰まり感が強まったときに登場するとされて30.1%50円ストップ高となり7月18日以来の200円台回復、2位には日本無線<6751>(東1)の9.6%高が入り思惑で動きやすい銘柄とされ昨日から動意を強めて出直り拡大、3位にはタカキュー<8166>(東1)の6.3%高が入り最近3倍高の急伸となったジーンズメイト<7448>(東1)の後継者との見方で前引けの4位からランクアップ。
ダイコク電機<6430>(東1)は業績上ぶれ濃厚と高値を更新し前引けの3.9%高から一段伸びて5.6%高、三菱食品<7451>(東1)は野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を上げたと伝えられディフェンシブ物色に乗り5.6%高。
年初来の高値はカゴメ<2811>(東1)の大引け0.4%高、味の素<2802>(東1)の0.2%高、オリエンタルランド<4661>(東1)の1.1%高、パーク24<4666>(東1)の3.3%高、スターバックス コーヒー ジャパン<2712>(JQS)の0.4%高など、東証1部が22銘柄、JASDAQが7銘柄、東証マザーズは3銘柄となった。
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2012年08月31日