■銘柄の見所
日本アジアグループ<3751>(東マ)は7月2日に4930円の高値へ買い進まれ、現在はそこからの調整局面。再生可能エネルギーの全量買取制度が7月から始まり、太陽電池関連株の人気化の流れに乗ったことが高値示現の背景。その後太陽電池関連株の人気が下火となったため、同社も連動安を迫られた。6月5日の安値1885円から7月2日の高値4930円まで、株価は2.6倍増を果たした。
上昇率が大きかった分整理もきつく、7月高値4930円から8月16日の安値2251円まで55%の下げに見舞われた。ただ、下げ率から見て、株価は値幅面での調整を終えたものと思われる。今2013年3月期は営業利益19億7800万円(今期は決算期変更に伴う11ヶ月決算)と前期の6億9900万円の営業損失から様変わりの好転が見込まれている。
株式交換で国際航業ホールディングスを完全子会社化。そして、国際航業ホールディングス(空間情報コンサルティング、グリーンプロパティ、グリーンエネルギーの3事業)、日本アジアホールディングズ(ファイナンシャル・サービス事業)が展開する4事業領域に経営資源を集中し成長を目指す。PBRは0.4倍と割安を訴える水準にある。残すは日柄調整だけだ。(株式評論家・隆盛)
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2012年09月03日