
しかし、そこを押し目買い好機とみた個人投資家が連日買いに動いている。中国での暴動の余波を受け、中国の工場の操業が一時停止、中国の自動車販売にもある程度の影響が出ているとの見方も流れている。そうした事態を認識した上での個人の買いとあって、底値感を認識した行動と思われる。
会社側は通期の見通しである営業利益7000億円(前期比28%増)を据え置いているし、アナリスト筋はもう少し上の線での着地を想定している。そうした見通しの中でPBR1.0倍はかなり割安な水準である。悪材料の吸収が着実に進んでいるだけに、後は反騰への手掛かり材料待ちのニュアンスだ。(株式評論家・隆盛)
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