
新規上場に際しては個人投資家が7割の引き受けとなっており、同社が崩れるようだと全体への悪影響の度合いは大きい。新規上場を前にした業者間での取引、グレーマーケットでは一時4150円で約定されたとの観測が流れ、先高感が強かった分、市場の失望感も強いようだ。
ただ、そうした条件を踏まえた上で個人投資家の買いがこの下げ局面で積極的に流入し始めている。新規上場でチャート上に下値のメドが見つからないだけに、底値感を示す一つのシグナルとして注目される。ただ、格安航空会社(LCC)参入などに伴って足元の航空ビジネスの厳しさも指摘されており、あまり高い天井は期待できそうにない。とりあえずは目先筋の一巡後のリバウンドのタイミングに注目したい。(株式評論家・隆盛)
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!