
ただ、会社側は今期の営業利益25億円という前期比3.3%増の従来見通しを据え置いている。第3四半期までの営業利益の進捗率は65%とやや低く、市場では業績未達懸念が強まったようだ。しかし、第4四半期には機械部門で大型の売上げ増がある模様。従って、アナリスト筋はむしろ今期の増額修正さえ想定している。
今の所、足元の低迷が株価評価の基礎になっているが、今後は次第に先行きの明るさを織込む展開に踏み込んでいくことになりそう。アナリスト筋は今期増益、来期も連続増益の方向を見据えている。実態と市場の流れにギャップがある今は買いタイミングとして絶好の局面と言えそう。来期の見通しまで踏まえれば5月高値1852円挑戦の可能性が強い。(株式評論家・隆盛)
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