■東証1部銘柄は14%が高い
10日後場の東京株式市場は、引き続き全般続落模様。後場は、対ユーロでの円相場が一時100円台前半に入る場面があり、日経平均の下げ幅が拡大。野村ホールディングス<8604>(東1)も一段軟化した。自動車株は中国出の販売ダウンを手控え要因に安い中、日産自動車<7201>(東1)は後場、堅調に転換して小反発。また、昨日に続き、京大・山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞を好感し「再生医療」関連銘柄が活況で、DNAチップ研究所<2397>(東マ)やコスモ・バイオ<3386>(JQS)が連日ストップ高。東証1部の値上がり銘柄数は230銘柄(約14%)。
日経平均は続落。後場は14時40分にかけて8578円25銭(191円34銭安)まで軟化し、終値は8596円23銭(173円36銭安)。終値での8500円台は8月3日以来となった。
東証1部の出来高概算は15億9348万株、売買代金は9915億円。1部上場1680銘柄のうち、値上がり銘柄数は230(前引けは191)銘柄、値下がり銘柄数は1334(前引けは1350)銘柄。
また、東証33業種別指数は、前引けと同様に石油・石炭1業種のみ値上がり。
一方、値下がり率の低い業種をみると、鉱業、陸運、電力・ガス、不動産、水産・農林、小売り、機械、保険、銀行、金属製品、など。値下がり率上位の業種は、証券・商品先物、その他製品、ガラス・土石、電気機器、鉄鋼、ゴム製品、精密機器、非鉄金属、建設、食料品、などだった。
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2012年10月10日