10日後場は、円が対ユーロで一時100円台前半に入る円高場面があり、日経平均の下げ幅が拡大。野村ホールディングス<8604>(東1)も一段軟化し3.6%安。売買代金1位はソフトバンク<9984>(東1)となり3.1%安。半面、京大・山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞を好感し、「再生医療」関連銘柄は連日活況高となり、DNAチップ研究所<2397>(東マ)やコスモ・バイオ<3386>(JQS)が連日ストップ高。
自動車株が軒並み安い中で、日産自動車<7201>(東1)は後場、堅調さを取り戻し反発1.2%高。各社の中国での9月の販売台数が大幅減となった中で、数字が相対的に小さかったことを見直す動きがあった。
東証1部の値上がり率1位はウィルス対策ソフトなどのソースネクスト<4344>(東1)となり遠隔操作による別人の書き込み事件を材料に一段高となり80円26.8%ストップ高、2位はランド<8918>(東1)の10.0%高となり株価ひとケタのため「率」は大、3位は宿泊予約サイトの一休<2450>(東1)となり上期の業績好調との報道を材料に一段ジリ高の9.1%高、4位はマンションのタカラレーベン<8897>(東1)の5.4%高となり逆日歩妙味に加えて単身者用の不足傾向は同社にも好影響との見方で一段高。
電算システム<3630>(東1)はグーグル関連の収納代行事業の好調がいわれて連日高値の3.8%高、わらべや日洋<2918>(東1)は決算好調を好感し連日高値の0.8%高となった。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!




2012年10月10日