11日後場は、静岡県議会で原発再稼働の是非を問う住民投票の条例案が否決と伝えられ、関西電力<9503>(東1)の5.2%高など、電力株が軒並み堅調で、業種別指数の中では、電力・ガスが値上がり率1位。半導体市況の回復が伝えられて東京エレクトロン<8035>(東1)が2.9%高、東芝<6502>(東1)は0.8%高。売買代金1位はソフトバンク<9984>(東1)となり1.4%安。
引き続き京都大学・山中伸弥教授の「ノーベル生理学・医学賞」関連銘柄が活況高となり、DNAチップ研究所<2397>(東マ)が前場からストップ高になったのに続き、後場はタカラバイオ<4974>(東マ)とコスモ・バイオ<3386>(JQS)もストップ高。
東証1部の値上がり率1位は前引けに続きアイロムホールディングス<2372>(東1)の18.6%高となり業績予想の増額修正を好感し一気に戻り高値、2位も前引けと同じくコジマ<7513>(東1)の10.3%高となり8月本決算は赤字だったものの減額修正済みで出尽くし感とされて急反発、3位にはケーズホールディングス<8282>(東1)が入りコジマの急反発を受けて連動高と6.7%高、4位はF&Aアクアホールディングス<8008>(東1)の6.3%高となり9日発表の業績予想・配当予想の増額修正を連日好感し戻り高値。
三井ホーム<1868>(東1)は次世代スマートハウスの2×4住宅の実証実験を11月開始と発表済みで期待とされ急反発の5.9%高、ヒューリック<3003>(東1)は逆日歩妙味があり東京・雷門のホテルのスカイツリー効果などがいわれて高値更新の5.2%高。わらべや日洋<2918>(東1)は決算好調を好感し連日高値の5.1%高、イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)は株式分割を好感し高値更新の13.7%高となった。
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2012年10月11日