
今期(12年12月期)連結業績の会社予想は、売上高が前期比62.8%減の15億86百万円、営業利益が1億17百万円(前期は2億94百万円の赤字)、経常利益が57百万円(同4億44百万円の赤字)、純利益が51百万円(同4億86百万円の赤字)としている。投資用マンション事業の縮小で大幅減収だが、コスト管理の徹底などが寄与して黒字化の見込みである。なお不動産仲介事業の売上高が想定以上のため、7月20日付で期初予想を上方修正している。
株価の動きを見ると、概ね4000円台半ばのレンジでモミ合う展開だったが、10月2日に5190円、11日に5570円まで上昇して戻り高値を付けるなど、足元では強基調の展開となっている。15日の終値5060円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS533円75銭で算出)は9〜10倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS439円07銭で算出)は11倍台となる。
日足チャートで見ると、25日移動平均線近辺でのモミ合いから上放れの形となった。また週足チャートで見ると、安値圏でのモミ合い展開から上放れて26週移動平均線を突破した形であり、目先的には動意付いて強基調の展開が期待されそうだ。11月9日予定の第3四半期累計(1〜9月期)連結業績発表を控えて思惑が広がり、4月に付けた年初来高値7250円を試す可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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