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2012年10月30日

【アナリストの眼】株価底入れ感の新和内航海運、新日鉄売却織込む、増額評価へ

<業績&株価分析>

アナリストの眼 新和内航海運<9180>(JQS)の株価が、目先的な底入れ感を強めてきた。9月14日に、今期(13年3月期)第2四半期累計(4〜9月期)および通期の連結業績見通しの上方修正を発表している。通期見通しは前回予想に対して、売上高を3億75百万円増額して189億71百万円(前期比1.9%増)、営業利益を61百万円増額して8億17百万円(同28.1%減)、経常利益を55百万円増額して8億01百万円(同29.2%減)、純利益を87百万円増額して5億05百万円(同28.0%減)とした。第2四半期(7〜9月期)以降に鉄鋼やセメント関連の輸送量が回復傾向を強め、船舶修繕費の減少や船舶売却益計上なども寄与して、営業利益、経常利益、純利益ともに、前回予想に比べて減益幅が縮小する模様だ。

 なお9月19日に、大阪証券取引所のJ−NET市場における買付で、普通株式102万2000株を取得(取得価格は9月18日の終値407円)している。新日本製鐵が100万株を売却したため、その他の関係会社に該当しないことになった。ただし取引関係等に影響はないとしている。

 株価の動きを週足チャートで見ると、売買高が少なく方向感を掴み難いが、13週移動平均線が抵抗線の形となって軟調展開が続いている。9月14日の今期業績見通し上方修正に対する反応も限定的だった。ただし10月22日に年初来安値358円を付けた後、29日には375円まで戻して目先の底入れ感を強めている。29日の終値375円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円81銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS496円78銭で算出)は0.7倍台となる。指標面に割高感はなく、復興需要関連のテーマ性があり、一旦はリバウンド局面の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:15 | アナリストの眼