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2012年11月06日

【アナリストの眼】電子認証大手のGMOクラウド、市場拡大追い風に業績、株価強い

<業績&株価診断>

アナリストの眼 GMOクラウド<3788>(東マ)は、ホスティングサービス(サーバ管理)や電子認証サービスなどを主力事業としている。市場拡大を追い風に好業績見通しであり、株価も強基調の展開となっている。

 11月2日に今期(12年12月期)第3四半期累計(1〜9月期)連結業績を発表した。売上高は前年同期比5.2%増、営業利益は同35.2%増、経常利益は同24.5%増、純利益は同38.9%増の増収増益だった。ホスティングサービス事業はクラウドサービスの投資負担で営業減益だったが、セキュリティサービス事業は国内外での大口案件獲得などで営業増益だった。

 通期については前回予想を据え置き、売上高が前期比5.2%増、営業利益が同31.9%増、経常利益が同26.8%増、純利益が同55.7%増の増収増益見込みとしている。セキュリティサービス事業の国内外での拡販効果や採算改善などが寄与する模様だ。通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が74.0%、営業利益が73.0%、経常利益が73.7%、純利益が68.8%であり概ね順調な水準だろう。

 株価の動きを見ると、9月末に5万円台を回復して強基調の展開となった。10月31日には年初来高値となる6万4800円まで上昇している。決算発表明けの11月5日には前日比5.91%安まで反落する場面があったが、事前に上げ足を速めて短期的な過熱感も見られたため、一旦は利益確定売りが優勢になった形だろう。5日の終値5万9800円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5066円38銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1800円で算出)は3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万4444円60銭で算出)は1.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートする形で上昇トレンドの形である。5万円台回復後は上げ足を速めて足元では短期的な過熱感を強めていたため、5日の反落は適度な調整となりそうだ。指標面に割高感はなく、利益確定売りが一巡すれば、好業績見通しが再評価されて上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:13 | アナリストの眼