大和小田急建設<1834>(東1)は、10月30日につけた年初来安値143円からの底上げトレンドを強めている。11月6日に発表した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、10月19日の下方修正通りに連続赤字となったが、2Q累計の工事受注高が2ケタのプラス転換となったことをテコに、悪材料織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが増勢となっているもので、極低位値ごろ有配株としても評価されている。2Q累計業績は、売り上げが前年同期より10.7%増と増収転換したが、経常利益が7億6400万円の赤字(前年同期は6億3200万円の赤字)、純利益が6億3500万円の赤字(同4億2900万円の赤字)となった。業態特性として工事の完成引渡が、第4四半期に集中する季節性から利益は伸び悩むが、労務不足で繰越工事の原価率が悪化したことなども響いた。
ただ、2Q累計の受注工事高は、同14.3%増の256億9800万円とプラス転換、先行きの業績期待を高めている。受注環境は、なお公共投資、民間設備投資などが厳しく推移しているなか、同社は、大株主の大和ハウス工業<1925>(東1)、小田急電鉄<9007>(東1)の有力発注先に積極的な提案営業を展開していることなどが要因となっている。
3月通期業績は期初予想に変更はなく、大和ハウスグループとの共同調達によるコスト削減も寄与し、経常利益は6億8000万円(前期比2.8倍)、純利益は3億6000万円(同13%増)と予想している。
株価は、2Q累計業績下方修正で年初来安値まで売られたが、この底値圏でPERは9倍台、PBRは0.3倍、配当利回りは3.3%と下げ過ぎを示唆している。下値切り上げトレンドが予想される。(本紙編集長・浅妻昭治)
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