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2012年11月19日

【アナリストの眼】株価出直り急のSJI、医療機関から受注増、今期2.6倍増益

<業績&株価診断>

アナリストの眼 システム開発のSJI<2315>(JQS)の株価が急反発している。底打ちから強基調へ転換の可能性もあるだろう。

 今期(13年3月期)第2四半期累計(4〜9月期)について11月9日に会社予想の修正、14日に連結業績を発表した。第2四半期累計は売上高が前年同期比6.4%増収だったが、営業利益は同10.1%減となり、経常利益は10億23百万円の赤字、純利益は13億28百万円の赤字だった。国内医療機関からのシステム開発案件受注に加えて、海外システム開発事業でのオフショア開発や石油化学エンジニアリングサービス事業での設備販売などで計画以上の増収だったが、買収費用や人件費が計画以上に増加したことに加えて、為替差損(5億26百万円)計上や繰延税金資産取り崩しによる法人税増加などで最終赤字が膨らんだ。

 通期については前回予想を据え置き、売上高が前期比34.4%増の280億円、営業利益が同2.6倍の30億円、経常利益が同36.3%増の25億円、純利益が同62.3%減の3億円としている。子会社化したSinoCom(香港市場上場)の7〜9月期業績が、第3四半期(10〜12月期)の連結業績から反映する。SinoComを子会社化して中国のシステム開発市場への展開を一段と強化する方針だ。

 株価の動きを見ると、軟調展開が続いて11月15日には年初来安値となる8500円まで調整する場面があったが、終値では9010円まで戻した。さらに16日には前日比6.55%高の9600円まで反発する場面があった。業績悪化を警戒した売りが一巡したことや、通期見通し据え置きが安心感に繋がった可能性が考えられる。16日の終値9500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS363円25銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間200円で算出)は2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万6484円66銭で算出)は0.5倍台となる。

 日足チャートで見ると、抵抗線となっていた25日移動平均線を一気に突破して、強基調へ転換の兆しを見せている。また週足チャートで見ると安値圏での下ヒゲ陽線となり、目先の底打ち確認の形だろう。下期の収益改善期待で反発の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | アナリストの眼