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2012年12月03日

【株式評論家の視点】川崎近海汽船は復興関連株人気が波及、今期増配を前向き評価

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 川崎近海汽船<9179>(東2)が着実な訂正高を演じている。自民党政権誕生をにらみ、復興関連株が中低位株中心に買い上げられる状況を迎え、そうした人気が同社にも波及しつつある。東日本大震災後は300円台に買い上げられていた実績があるだけに、ここからの上昇余地も大きい。

 しかも、今回は業績のフォローが顕著だ。石灰石、石炭の各専用船は安定した輸送量を確保、定期船輸送も一般雑貨の輸送量が増加したことから内航部門の採算が好転。今2013年3月期の9月中間決算は営業利益9億5300万円と前年同期比34.1%の増益を達成した。

 しかし、通期の見通しの営業利益16億5000万円、前期比3.4%の減益見通しは据え置かれた。会社側の見通しによると、後半の営業利益は6億9700万円と前年同期比30.1%の大幅減益になってしまう。第1四半期の営業損失から第2四半期には10億9900万円の営業利益を計上した業績の流れからは、後半の利益が急減する事態は考えにくい。今期の配当を前期の7円から8円に増額することを公表しており、実際には会社側も先行きに自信をもっていることがうかがえる。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:51 | 株式評論家の視点