<銘柄の見所>
パナソニック<6752>(東1)の出直りに力強さが加わってきた。今2013年3月期の純利益が従来予想の500億円の黒字から7650億円の赤字に下方修正されるなど、想定外の事態を嫌気し11月初めに下離れを余儀なくされたが、ここへきて500円大台を回復。当時の下離れのマド埋めを完了し、失地回復相場が本物になってきた事を示した。
また、12月14日申込み現在の取り組みは売り残がその前の週から303万株も増え、1192万株を記録。一方信用買い残は同486万株も急減し2515万株と、取り組みが激変、日証金では散発的に逆日歩が発生するなど、相場上昇への態勢が強化されている。
会社側は規模を追わずに採算改善に主眼を置く方向性を打ち出し、事業構造計画の進展とあいまって、業績も回復への道筋が見えてきた。ここへきてレーティングの最上位継続、あるいはレーティングの引き上げなどが相次ぎ、ここアナリストの評価も大きく前進してきた。(株式評論家・隆盛)
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2012年12月20日