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2013年01月07日

【狙い場・買い場】エレクトロ商社の立花エレテック下値切上げ、PER5〜6倍

狙い場・買い場 立花エレテック<8159>(東1)は、FAシステムと半導体デバイスが主力のエレクトロニクス商社で、EMS事業も拡大している。株価は出直り歩調であり、昨年3月の高値を試す展開が期待される。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比3.2%増、営業利益が同3.9%増、経常利益が同1.8%増、純利益が同5.3%増としている。FA機器は半導体・液晶製造装置向け、半導体デバイスは白物家電向けが低調だが、期後半からの需要回復を見込み、12年6月に資本・業務提携した中堅FA機器商社の高木商会とのシナジー効果も期待される模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は、売上高が46.6%、営業利益が40.7%、経常利益が44.0%、純利益が45.5%とやや低水準だったが、期後半の需要回復で挽回は可能だろう。

 なお12年12月27日に、ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)の販売子会社から一部事業の移管を受け、当該事業の運営子会社として立花デバイスコンポーネントを設立すると発表した。事業移管・営業開始は2月1日の予定で、年間売上高は80億円規模の模様である。来期(14年3月期)の収益寄与が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、11月13日の直近安値622円から反発して出直り歩調の展開となった。1月4日には戻り高値となる730円まで上昇する場面があった。市場全体の地合い改善も追い風として水準訂正を加速する動きだろう。1月4日の終値722円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS125円13銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1777円51銭で算出)は0.4倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、強基調の展開である。また週足チャートで見ても、抵抗線だった26週移動平均線を突破して上伸した。下値を切り上げて出直り歩調の展開であり、昨年3月21日の高値790円を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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