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2013年01月08日

【狙い場・買い場】リオン株価は上げ足に勢い、「リオネットマジェス」シリーズ好調

狙い場・買い場 補聴器首位のリオン<6823>(東1)は、補聴器や医用検査機器などの医療機器事業と、音響・振動計測器や微粒子計測器などの環境機器事業を展開している。株価は出直り歩調となり、昨年5月の急落で開けた窓を埋める動きのようだ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比2.8%増の171億円、営業利益が同14.6%増の15億円、経常利益が同8.4%増の14億円、純利益が同24.6%増の7億円としている。通期予想に対する第2四半期累計(4〜9月期)の進捗率は売上高が47.9%、営業利益が39.9%、経常利益が42.4%、純利益が49.0%とやや低水準だが、補聴器の新製品で付加価値の高い「リオネットマジェス」シリーズの好調に加えて、音響・振動計測器が官公庁案件の予算執行などで回復傾向の模様だ。下期に挽回可能だろう。

 株価の動きを見ると、500円台半ばでのモミ合い展開から上放れて安値圏を脱した。足元では630円近辺まで上昇して出直り感を強めている。市場全体の地合い改善に加えて割安感が見直された形だろう。1月7日の終値629円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS66円82銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1067円17銭で算出)は0.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線をサポートラインに強基調の展開となった。週足チャートで見ても、26週移動平均線を回復してモミ合い展開から上放れ、トレンド好転を鮮明にしている。さらに昨年5月14日の619円、7月3日の621円を上抜けたことで、5月の急落で開けた窓を埋める動きのようだ。出直り本格化が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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