
今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比10.6%増の75.3億円、営業利益が同12.5%増の6.3億円、経常利益が同12.5%増の6.3億円、純利益が同24.1%増の3.4億円としている。第2四半期累計(3〜8月期)は震災影響の反動増やロンドン五輪などのスポーツイベントも寄与して前年同期比15.3%増収、同39.6%営業増益と好調だった。下期は新規出店費用が増加する模様だが、通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が50.9%、営業利益が71.1%、経常利益が71.0%、純利益が75.3%と高水準であり、再増額の期待も高まるだろう。なお月次売上(前年比、速報値)動向を見ると、直近の12月は全店が106.2%、既存店が99.2%と概ね順調な模様である。
株価の動きを見ると、11月29日に24万9000円まで調整したが、足元では28万円〜29万円近辺に戻している。1月8日には29万3000円まで上昇し、11月12日の戻り高値29万1000円を突破する場面もあった。好業績期待で調整一巡したようだ。1月8日の終値28万9900円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2万7290円76銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7500円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS15万0013円17銭で算出)は1.9倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸した。11月12日の戻り高値も突破して強基調を確認した形だろう。週足チャートで見ても26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。強基調の展開が期待されるだろう。第3四半期累計業績の発表を控えて思惑が広がる可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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