23日後場は、円高基調が強まったため、輸出関連株が下落。つれて前場は堅調だったファーストリテイリング<9983>(東1)も軟化し2.5%安、ディー・エヌ・エー<2432>(東1)も軟化して2.9%安。野村ホールディングス<8604>(東1)は4.5%安。このため、物色人気は材料株に向き、10時過ぎに株主優待の復活などを発表したゲンキー<2772>(東1)は後場寄り後に一段高となり大引けも10.4%高。
バイオ株は軒並み急伸となり、京大iPS細胞研究所で腎臓細胞の作成成功と伝えられ、ナノキャリア<4571>(東マ)は一時ストップ高まで上げて20.3%高、医学生物学研究所<4557>(JQS)も一時ストップ高まで上げて13.7%高。
任天堂<7974>(大1)は外貨建て預金の保有の多い銘柄とされて反発堅調のまま1.8%高。アオイ電子<6832>(東2)は夕刊紙に記事とされて9.8%高。
アルジェリアの人質事件で注目の日揮<1963>(東1)は反落2.7%安。ボーイング787型機のバッテリーに関連するジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>(東1)は前日比変わらず。
東証1部の値上がり率1位はティアック<6803>(東1)の21.0%高となり円高是正効果に期待ありと株価2ケタ妙味を発揮し前場の3位11%高から一段高、2位にはゲーム開発のネクソン<3659>(東1)が入りゴールドマン・サックス証券の目標株価引き上げがいわれて11.8%高、3位はゲンキー<2772>(東1)の10.4%高となった。
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2013年01月23日