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2013年02月01日

【狙い場・買い場】インテージ株価は長期のモミ合い上放れ上値大きい

狙い場・買い場 市場調査最大手のインテージ<4326>(東1)は、小売店パネル調査、消費者パネル調査などを主力として、医薬品開発支援などにも事業領域を広げている。中期的な収益拡大期待で株価は上値追いの展開が続きそうだ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比9.7%増、営業利益が同8.5%増、経常利益が同8.0%増、純利益が同32.4%増としている。第2四半期累計(4〜9月期)が計画を下回り、通期予想に対する進捗率も売上高が45.1%、営業利益が33.7%、経常利益が32.3%、純利益が28.4%と低水準だったが、市場調査・コンサルティング事業や医薬品開発支援事業が好調な模様である。ベトナムの市場調査会社FTAの通期寄与、NTTドコモ<9437>との合弁会社ドコモ・インサイトマーケティングとの協業効果、アスクレップ(4月に医薬品開発支援のPPCJを統合)の収益改善、医療情報総合研究所(JMIRI)(8月に子会社化)や医療関連インターネット調査のプラメド(11月に子会社化)連結化なども寄与する模様だ。

 なお13年10月1日をもって持株会社制へ移行する方針を示している。中期経営計画では「モバイル」「グローバル」「ヘルスケア」をキーワードとしており、持株会社制移行によってグループ各社のシナジー効果が期待され、アジア市場への本格展開も注目されるだろう。

 株価の動きを見ると、昨年10月中旬の1500円台を起点として右肩上がりの展開となった。足元も上値追いの展開が続き1月31日には2216円まで上昇する場面があった。中期的な収益拡大に対する期待感を強める動きだろう。31日の終値2173円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS174円64銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1442円25銭で算出)は1.5倍近辺となる。

 10月中旬の1500円台から足元の2200円台までほぼ一本調子に上昇したが、テクニカル面での過熱感はなく、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだろう。2月8日に第3四半期累計(4〜12月期)業績の発表を予定しており、好内容が確認されれば上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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