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2013年02月02日

デジタルハーツ 日本最大級の総合ゲームサイトを運営しているAetas社の全株式を取得したことで、事業領域拡大

■ソーシャルゲーム向けデバッグ需要の拡大に伴い、札幌及び韓国にLab.を増設し、営業地域を拡大

 デジタルハーツ<3620>(東1)は1日、今期13年3月期第3四半期連結業績を発表した。

 売上高49億31百万円(同18.2%増)、営業利益7億3百万円(同7.1%減)、経常利益7億6百万円(同3.6%減)、純利益3億92百万円(同2.2%増)と堅調であった。
 
 2ケタ増収でありながら、営業利益が減益となったのは、事業拡大に備えた新規事業への積極的な投資を行ったことによる。

 主力のデバッグ事業では家庭用ゲーム及びソーシャルゲーム領域の既存顧客に対し、部署間の連携を図った営業活動を推進するとともに、ソーシャルゲーム向けデバッグ需要の拡大に伴い、昨年12月には札幌及び韓国にLab.を増設し受注体制を強化するなど、高品質できめ細やかなサービスの提供に努めた。

 また、より付加価値の高いサービス提供の観点から、同社グループの高度な不具合検出能力の証左ともいえる新サービス「ソフトウェア不具合検証保証サービス」の提供を開始し、顧客企業に対してより一層の安心を提供することで、信頼の獲得に取り組んだ。

 さらに、日本最大級の総合ゲームサイト「4Gamer.net」を運営しているAetas社の全株式を取得し子会社化した。これにより、Aetas社のゲームユーザーに対する強力な情報配信力と、ゲームのコアユーザーを含む7,000名を超える登録テスターや70万件を超える同社のデバッグノウハウとを融合させることで、今後のグループの新たな事業展開の基盤を整備した。

 事業別の業績は、デバッグ事業の売上高は46億60百万円(同12.0%増)、営業利益12億77百万円(同1.3%増)と増収増益。

 メディア事業は、昨年11 月にAetas社を子会社化したことに伴い、日本最大級の総合ゲームサイト「4Gamer.net」の運営を通じたメディア事業を展開している。当第3四半期連結累計期間の売上高は55百万円、営業利益は18百万円となった。

 その他の事業の売上高は2億15百万円、営業利益は86百万円となった。

 新規事業に積極的に投資し、事業領域を拡大すると共に、拠点を増やしサービスの向上に努める等努力を重ねている。そのため、売上高は拡大しているが、当第3四半期までは、営業・経常利益共に減益となっている。しかし、通期連結見通しでは、投資効果により、売上高69億22百万円(前期比28.5%増)、営業利益10億88百万円(同30.5%増)、経常利益10億92百万円(同35.4%増)、純利益5億96百万円(同35.4%増)と大幅増収増益を見込んでいる。

 1日の株価は前日比17円高の738円。チャート的には底値圏であり、しかも事業領域・営業エリアの拡大で業績の拡大が期待できることから、株価の見直しが予想される。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:03 | 決算発表記事情報