
1月25日に今期(13年3月期)の連結業績見通しの修正を発表した。売上高は前回予想に対して3億88百万円増額して424億58百万円(前期比12.2%増)としたが、利益については営業利益を5億17百万円減額して14億83百万円(同22.0%減)、経常利益を4億67百万円減額して12億95百万円(同24.9%減)、純利益を4億26百万円減額して4億14百万円(同47.6%減)の見込みとした。売上高は新規出店やM&A戦略の効果で上振れる見込みだが、薬剤師不足の影響で人件費が増加し、減損損失計上なども影響して利益が下振れる模様だ。
株価の動きを見ると、利益減額修正発表翌日の1月28日には前日比252円(10.87%)安の2068円まで急落する場面があった。ただしその後は概ね2100円近辺で下げ渋る展開となっている。失望売りがほぼ一巡した形だろう。2月1日の終値2120円を指標面で見ると、今期予想連結PER(減額修正後の会社予想連結EPS181円44銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間55円50銭で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPSに株式分割を考慮した1587円73銭で算出)は1.3倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、12年11月15日の安値1873円まで下押しすることなく、概ね2000円近辺が下値支持線として機能しているようだ。調整が一巡し、第3四半期累計(4〜12月期)連結業績発表でアク抜けに繋がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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