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2013年02月04日

【狙い場・買い場】アイセイ薬局は売上増額、利益減額も好収益不変、割安水準

狙い場・買い場 アイセイ薬局<3170>(JQS)は、関東や東海を中心に調剤薬局チェーンや介護福祉事業などを展開し、調剤薬局のドミナント出店戦略で店舗運営体制の最適化も推進している。

 1月25日に今期(13年3月期)の連結業績見通しの修正を発表した。売上高は前回予想に対して3億88百万円増額して424億58百万円(前期比12.2%増)としたが、利益については営業利益を5億17百万円減額して14億83百万円(同22.0%減)、経常利益を4億67百万円減額して12億95百万円(同24.9%減)、純利益を4億26百万円減額して4億14百万円(同47.6%減)の見込みとした。売上高は新規出店やM&A戦略の効果で上振れる見込みだが、薬剤師不足の影響で人件費が増加し、減損損失計上なども影響して利益が下振れる模様だ。

 株価の動きを見ると、利益減額修正発表翌日の1月28日には前日比252円(10.87%)安の2068円まで急落する場面があった。ただしその後は概ね2100円近辺で下げ渋る展開となっている。失望売りがほぼ一巡した形だろう。2月1日の終値2120円を指標面で見ると、今期予想連結PER(減額修正後の会社予想連結EPS181円44銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間55円50銭で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPSに株式分割を考慮した1587円73銭で算出)は1.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、12年11月15日の安値1873円まで下押しすることなく、概ね2000円近辺が下値支持線として機能しているようだ。調整が一巡し、第3四半期累計(4〜12月期)連結業績発表でアク抜けに繋がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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