
日野自動車は復興と新興国需要、ピーク利益更新続く
大日精化<4116>(東1)は、除染関連として注目したい。政府は2日、福島県での除染や避難区域の見直しといった復興事業を統括する「福島復興再生総局」の発足式を開催。復興庁など3つの府省庁が縦割りで所管してきた業務を一元的に監督し、東京電力福島第1原子力発電所事故からの復興を加速させると伝わっており、同社が放射性セシウムで汚染された水を市販の紺青と呼ばれる青色顔料「フェロシアン化鉄」を使って除去する技術を開発したことを見直されると期待する。
足元の業績、塗料業界向けやIT関連業界向け情報記録関連材料が好調のほか、車両業界向けの各種コンパウンドが国内車両業界を中心に回復基調で、今3月期売上高は1600億円(前期比2.5%増)、営業利益は91億円(同6.8%増)、経常利益91億円(同6.7%増)、純利益54億円(同25.2%増)を見込んでいる。今期予想PER7倍台・PBR0.77倍とバリュエーション的にも割安感があり、5日移動平均線がサポートしており、一段高に進む可能性は高く、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
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