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2013年02月12日

【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリー、3Q好調受け今2月期上振れの可能性

狙い場・買い場 トレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)に注目したい。関東圏を中心に総合リユースショップや服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。今期(13年2月期)業績に上振れの可能性もあり、株価は上値を試す展開が期待されるだろう。

 第3四半期累計(3〜11月期・3Q)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比12.2%増、営業利益が同16.3%増、経常利益が同12.3%増、純利益が同28.1%増の増収増益だった。新規出店(総合リユース業態3店舗、服飾専門リユース業態4店舗)も寄与して、衣料・服飾雑貨が同25.8%増収(直営店)と好調だった。利益面では販管費が増加したが、一般顧客からの仕入れ増加も寄与して全社の差引売上総利益率が同1.3ポイント上昇した。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比14.2%増、営業利益が同7.1%増、経常利益が同3.7%増、純利益が同14.7%増としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.4%、営業利益が82.2%、経常利益が82.7%、純利益が84.7%で、利益面の進捗率が高水準である。原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売の抑制などで売上総利益率が改善傾向を強めており、新規出店効果なども考慮すれば上振れの可能性があるだろう。

 月次売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年1月は全店が109.4%、既存店が98.9%だった。中旬の大雪の影響などで既存店は前年を下回ったが、概ね順調と言えそうだ。エコ意識の高まりなどでリユース市場が拡大しており、出店エリア拡大や新規出店加速などで中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、年初に水準を切り上げて1月15日には戻り高値となる1125円まで上昇した。今期好業績見通しを評価する動きだろう。その後は上げ一服の展開だが、戻り高値圏で推移して足元では短期調整一巡感を強めている。2月8日の終値1080円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS123円50銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS630円60銭で算出)は1.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線をサポートラインとして上伸し、また週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して水準を切り上げている。850円近辺での下値固めが完了し、トレンド好転を確認した形だろう。今期業績に上振れの可能性があり、好業績見通しを評価して昨年8月28日の高値1258円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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